パリのマダムの・・・ volume85

『ローマの休日(その2)』

翌朝の朝食は、カプチーノから
イタリアンは少量なので、ダブルで2杯頂く。
豆に深みがあって、フランスのエスプレッソとは雲泥の差
最高に美味しい。

ホテルのブランドマークから始まって
注文のたびに、毎回、デコレーションを変えてくれたのだけど…
模様がイマイチ、微妙

日本で描いていただいたラテアートの方が繊細だったなぁ
と思ってしまった。
こういう類のサービスについて
日本はアベレージが高いなぁ…と改めて思った。

卵料理
1日目はトリュフのオムレツに
親友を想って、彼女の大好きな“カリカリ”ベーコンも注文してみた。

 
 

2日目はエッグベネディクト
その下にもまたほうれん草…
ポパイじゃないっつーの
とツッコミを入れたくなるほど頻出する。

生ジュースは
1日目にキャロットとジンジャー
2日目はレモンとジンジャー
それに、チョコレート、バナナにプロテインという濃厚ジュースもお試し。
他にも、生フルーツをたんと盛り合わせて頂きました。

こうして、朝食がボリュームたっぷりなので、ほぼ昼抜き。

2日目の夜は、ローマっ子に人気らしい、小さなトラットリアへ。
友人(母息子)も誘って、4人でテラス(路上)食。
ローマっ子は、フランス人に負けず劣らずのテラス好きらしい。

「天井近くの壁際に並ぶ圧巻のワインボトル…
を撮りたくて路上のテラスから店内を撮影…
するも…私の写真撮影の技術に難ありでした」

「右側の料理メニューに比べて、
左側のワインBookの厚さったら…」

私は基本、アルコールはあまり頂けないのだが
いくつか好きな銘柄を言えるくらいイタリアワインは好きなので
ローマでもしっかりいただきました。

1日目の晩は、トスカーナ地方の
Brunello di Montalcino
ブルネッロディモンタルチーノ!

2日目と3日目は
Barbera dʼAlba
バルベラダルバ。
これがまた実に美味しい!
ピエモンテ州にあって
Baroloバローロや
Barbarescoバルバレスコ
ほど有名ではないが私はこれが好き。

なぜか、これだと酔わない(気がする)。
お値段も30€~40€で、比較的、手を出しやすい。

最終日の晩餐は、ハリウッドスター御用達
オードリヘップバーンも行った老舗レストラン
Alfredo alla Scrofa
ここは、フェットチーネにパルミジャーノを絡ませたパスタで有名。

夫は、そのフェットチーネからスタート。

サービス係がテーブル近くで
茹で上がった熱々のパスタにチーズを混ぜ混ぜしながらお喋りするのだが
内容はさっぱり解らない。

「おいしくなーれ、おいしくなーれ」の呪文?!
だと思う事にした!(^^)!

私は
primo piatto第一の皿に
ブラータとトマトソースのパスタを

 
 
secondo piatto第二の皿に
子羊のカツレツ(またほうれん草付き!)

を選んだが、評価は可もなく不可もなく……
ご参考:https://alfredoallascrofa.com/

【おまけの話】
以前は気にならなかったのだけど
松果体の話なんぞを書いてしまったものだから
ローマの“松”の形がやけに気になる。
実に特異な様相をしているのだ。

こんなに枝を高く剪定しては
頭でっかちで安定が悪い気もするが、なぜなんだろう?
日陰を作るため?!

根がアスファルトを壊すこともあるそうだ。
松ぼっくりが相当大きく
車に落ちるとボンネットが凹むとのことだが
その松の実は相当美味しいと聞く。

イタリアの作曲家レスピーギによる
ローマ三部作交響曲のタイトルに
「ローマの松」がある。
それだけ印象的なモノなのだろう。

つづく

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