パリのマダムの・・・ volume81

『ラファイエット 後編』

前編からの続きですが
「近代フリーメーソンの歴史はラファイエットからスタートしている」
と私が思う理由…それは

ラファイエットは、1789年 7月14日のバスティーユ牢獄襲撃の翌日
革命軍であるGarde nationale国民衛兵の指揮官に任命された時
初めて、青、白、赤の3色を兵士の徽章として採用し
それが後に、フランスのトリコロールの始まりとされます。

このラファイエットが、アメリカ独立宣言の影響を受けて
『フランス人権宣言の書』を作りました。

これには
三角形にプロビデンスの目、
ウロボロスという輪になった蛇
フリジア帽
のシンボルが描かれていて
これらはいずれも
フリーメーソンでシンボルとして使われているものなのです。

ラファイエットが人権宣言書を作っておよそ30年の後
1821年に中南米諸国の中の7つの国がヨーロッパ各国から一気に独立。
その中の二つ、エルサルバドルとニカラグアで
国旗や国章に自由の帽子、フリジア帽が使われています。

これより10年前、1811年に独立を果たしたパラグアイの国旗にも
フリジア帽が…

この帽子の起源は、古代トルコの内陸地方フリジアとされていますが
古代ローマでは、解放された奴隷が被るものでした。

ニカラグアの国旗と国章では
プロビデンスの目がフリジア帽になっています。

さて、三角形にプロビデンスの目が出てくると
必ず話題になるのが、この意匠が何を表すかということ。

日本では特に
フリーメーソンのマークとして
エンタメ的要素で広がってしまったが故に
陰謀論的思考の権化の様に見えてしまう傾向がありますが
もともと、古代メソポタミアやエジプトが起源。

キリスト教的には
三角形は三位一体
描かれた目は摂理
全能の神が、下界の出来事を見渡す
と言うもので
陰謀論とはかけ離れた存在の印です。

かつて、宗教戦争が極めて残酷で非人間的であったために
宗教を匂わせるものをオミットしたサークルが必要とされ
それが、近代フリーメーソンを発生させたと言えるのではないかと…。

オリンピックもまた、宗教色を消したイベントなのですが
オリンピズムを見れば
宗教を匂わせるものをオミットしたサークルとして
近代オリンピックもまた一役買ったのは確か。

近代オリンピックとフリーメーソンは
ある意味、同じ目的をもってつくられたサークルの様なものなのかも…。

宗教家でもオリンピアでもない私たち夫婦
フランスへ戻って、二人で作ったのが、以下の写真の椅子。
フランスが世に誇るジャガード織の生地を買ってきて
アンチーク調椅子の張り替えをしました。

人のデザインを気持ち悪がっているけれど、五十歩百歩かしら?!

「五十歩百歩は倍違うのよ、これは五十歩五十一歩!!
何なら、この椅子の方が気味悪い…わ」
と親友にバッサリ切られました。

夫婦して、趣味趣向が一致して、こうなり
結果、たくさんの目の中で生活していますが
我々は、メーソンではありま………

せん。

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