パリのマダムの・・・ volume56

『White Rabbit & March Hare』

唐突だが、兎を食べたことある? フランスでは兎をペットにもするが、兎肉も食べる。農家では家禽として飼育し、肉屋でには皮を剥いだ兎が当たり前に陳列されている。
私も食べた経験はあるが……白兎は、鶏肉のように淡白でまぁイケるが、ジビエの野兎は臭くて、オエーっ(失礼)、頂けない。

そんな話から入るのもなんだが、タイトルからの誘いは『不思議の国のアリス』(笑)。
ご参考:https://open-shelf.appspot.com/AlicesAdventuresInWonderland/index.html

原作は、Charles Lutwidge Dodgsonチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン……絶対覚えられない(苦笑) ペンネームはLewis Carrollルイス・キャロルと可愛くて良かった(笑)。
筆者は、イギリスの数学者、論理学舎、写真家、作家、詩人と多才だが、父親と同じく、オックスフォードのクライスト・チャーチ・カレッジ出身、そこで数学も教えていた。

補足すると、英国では、大学というのは学位授与機関で、カレッジというのが勉強と生活の場(寮)になる。娘がオックスフォード大に行くまで、そうした事に無関心だった私だが娘本人も無頓着、書類選考が通り、口頭試問に合格して初めてカレッジを選ぶ段になり、特に希望がなかったことで、大学側に推薦してもらってカレッジを決めた経緯がある。
ご参考:https://cambridgembajapan.wordpress.com/2010/03/07/カレッジ制度/

その機を逃さず、何度か現地入りした私は、アウンサンスーチー女史が留学したカレッジに体験宿泊してみたり、もちろんクライスト・チャーチを訪問し、ハリーポッターやアリスの世界にも足を踏み入れた。
入学式も卒業式も訳のわからないラテン語儀式のon paradeで(家族や親族は卒業式だけ立ち合いが許される)、それがオックスフォードの伝統と格式なのか、時空の異次元体験だったような気がする。

話を戻すが、アリスは実在の人物で、クライスト・チャーチの学寮長の娘、三姉妹の次女である。一緒に川遊びに出かけた折に即興で語り聞かせた話から、アリスにせがまれ本にすることにしたのだが、ファンタジーな世界を描き、子供向けながら、様々な暗号を考案・使用するなど、暗号フェチ的な側面があるのが興味深い。
ご参考:http://cryptiana.web.fc2.com/code/carroll.htm

一方で、ドジソンには少女趣味もあり、ヌード写真も結構撮っていた。話好きながら吃音だったこともあり、キャロルになってお話を書くことはナルシスティックな楽しみだったのかもしれない。脳の作りが普通でない?! 奇才な変人でもあったように思う。

動物を擬人化する手法は、古今東西で見られるが、人間社会を描くに直接的にならず滑稽になるのが良い。書き手は遊び心満載にメタファーな世界が描けるし、読み手はそこに推理や想像を掻き立てられる。年齢や時代を超えて、浅読みも深読みも楽しめる。

イソップやラ・フォンテーヌも描いた『兎と亀』、日本の昔話には『因幡の白兎』や今昔物語の『月の兎』(と打ったら“月野うさぎ”が出て笑えたが)、月の異名を玉兎と言うのも面白い。そう言えば、アニメの元祖のような鳥獣戯画の世界にも兎が登場する。

兎は、古来から「豊穣(多産)」「飛躍」「使い(ガイド)」のシンボル、精神世界と強い結びつきがあると信じられ、兎の足のお守りもあるが、英国では毎月1日の朝一番に、rabitt, rabitt, (white) rabittと言うと、幸福・幸運な事があると言う言い伝えがあるそうだ。

アリスには白兎野兎が登場するが、キャロルは、“White Rabbit”に別の意味を含めた。ゲマトリアで、アルファベットを数字に置き換えると、Whiteは65で、Rabbitは52、65のアルファベットナンバーを持つsevenと、52のアルファベットナンバーを持つsixで、7×6=42となり、White Rabbit42という数字を持つことになる。Can you follow me ?

実は、42は数学の世界では特別な数字なのだ。実際に『人生、宇宙、すべての答え』とググると、42という数字が出てくる。「不思議の国のアリス」は、『白兎』=『42』=『世界の究極の答え』を追いかけて「この世界の知られざる真実」を探す旅になる。
ご参考:https://www.gizmodo.jp/2019/09/the-answer-to-life-the-universe-and-everything-finally-cracked.html

では、“野兎”の方は、というと、March Hareの庭園で催される、A Mad Tea Partyの場面で登場する。そこでWhite Rabittの懐中時計が壊されてしまうのだが……ここでも数学者らしく、Tea Party=t-partyで、tは時間を表す変数になっている。
ご参考:https://www.env.go.jp/chemi/tmms/husigi/hg_husigi_08.pdf

ところで、兎は、2月の終わりから9月にかけての長い繁殖期を持つ。3月は発情期で、雄兎が興奮して落ち着かない行動をとることから、Mad as a March hareという諺まである。春はおかしな人が多くなる時期だから気をつけるように、という箴言(笑)も含む?!

似たような話で、仏語でLapin chaudラパン・ショ(熱い兎)というと、精力絶倫の男という意味。プレイボーイのロゴマークが兎なのは、兎が動物界で最も性欲が強い、ということからSexの象徴、性的なイメージを連想させるのは偶然ではない。愛に基づかない性を売る産業によって惑わされ、マインドコントロールされる男たちがいてもおかしくない。

その流れで、あまり触れたくない話を、あえて書くが(苦笑)、
ハリウッドセレブや各界著名人の大量逮捕、英国王室アンドレア王子の関与も騒ぎに
なったエプスタイン事件。本人は2019年8月10日に拘置所で首吊り自殺した事になっている。2020年12月にパリCDG空港で逮捕されて以来収監されていたフランスのモデル事務所のオーナーJean-Luc Brunelが、この2月19日に首吊り自殺をしたと報道された。いずれも怪しい話だが、口封じ?!  誰も追求できない付箋が貼られた気がする。
ご参考:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66826?imp=0

昨今、小児性愛や売春など性的暴行や人身売買を巡り、教会も摘発されている。
ネット情報は真偽の判断が難しいが、日本でも裏では色々騒がれている……
若返り効果があるというアドレノクロムの分子構造が図にあるような形、
Follow the white rabbit”…… “白兎”は隠語でアドレノクロムを暗示する。
ご参考:https://hbol.jp/242665/

hareにも別の暗喩がある。発音が同じ別の単語にheirがあり、後継者や世継ぎを表す。
そこで登場してくるのが、英国新国王の噂話、チャールズ皇太子の即位計画、エリザベス2世死去に備え国葬準備というニュースを読んだが、その暗号は「ロンドン橋落ちた」…
ご参考:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021090600158&g=int
https://quasimoto3.exblog.jp/240471931/

英国新国王の事実が全世界に知られると、GESARA/NESARAが実行されるという。
Global Economic Security And Recovery Act(地球経済安全保障法)
National Economic Security And Recovery Act(国家経済安全保障改革法)
安全保障って何? 誰にとっての? 結局、国家や政府や軍部や宗教界などにパラサイトする人々は元より、古典的な社会システムを享受して既得権益者になった人々も大同小異という笑えないMadな社会……皆が皆、“我”を捨てるところからが変わるのかも。

娘は現在、ロンドン大学UCLで脳科学の博士号取得のため、論文の仕上げに奮闘しているのだが、総合失調症における『時間』をテーマにしている。そのため、時間論議をすることがあるのだが、そもそも人の脳はどのようにを知覚しているのか。

楽しい時間はあっという間に過ぎる、というのと、歳をとると、時間の経過を早く感じる、というのを、同じレベルでは語れない。時間というものを、物理学的に解釈するのと意識的に解釈するのは別次元に思う。まして認知症になったら、論理や空間認知なんてあったもんじゃない、時間だけでなく、場所も人もわからなくなる(悲)。

はたして私は、が変わるを、正常な脳で認知できるのか、或いは、そのには既に、時空を超えたwonderlandにいるのか、それまでは「狂った世界」のの中で生き続けるしかない。

まもなく、Easter’s bunnyでTea party、哲学談義も悪くない。
では誰と何について語り合う?  答えは42……

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