Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記

『はじめまして』

いきなりですが、シングルマザー。
このご時世、耳にする機会も多いかと・・・
それも、ネガティブなニュースで。
ポジティブな事柄で耳にすることが少ないある種特殊なこの言葉。
別の言い方を求めてインターネットで検索してみても、なんだか悲しくなる言葉ばかり、でるわ、でるわ。。片親、母子家庭、シンママ、ひとり親… 暗い、暗すぎるわー。
確かに明るい言葉での表現もなかなか難しい。
ママ育児、かわいい子ども独り占め育児、略して独育?
自分で自分に“何言っているんだ”と突っ込みをいれたくなってしまいます。

さて・・・何を隠そう、私シングルマザー歴が約一年半の新参者でございます。
私がシングルマザーになった経緯はまたゆっくりと話すことにして。

一人になる前の私はテレビやインターネットからの暗い話題にしか触れず
のほほんと生きていました。
そんな私には“片親なんて考えられない”と
正直、片親に対してネガティブな考え方で生活しておりました。幼稚園のママ友や学生時代の友人と片親のニュースなどの話になると、全員(たぶん)が「大変だよね」
「まわりが助けてあげられなかったのかな」等々のうわべだけの優しさで発言。
心の底では他人事。だってそれはしょうがない。
他人事ですもんね。
そして(私は幸せでよかったわ)と優越感に浸る。
え?私だけかな?
私は今思うと自分では気づかぬうちにきっと浸っていました。
そして現在、晴れてシングルマザーになり、まわりから急に「大変よね」
「なにかあったら手伝うからいってね」色々と心配されることが増えました。
シングルマザー=弱者。
先ほどのべたように、私自身にもまだどこかでそういう考えがあるのと同じで、
厄介な状況になる前にこちらの立ち位置を見せとかなければと本能的に周りは考えるのだろう。
自分が置かれている立場を冷静に客観的に見てしまう私は可愛げがないなと思います。
しかしながら弱者と思ってもらえてかまってもらえるこの立場、結婚しながら孤独を味わうよりは、逆にいえば幸せなのでは?
よし。フルに活用して楽しく暮らそう!こう思い立ったのであります。

そして今回からこのサイトで私たち私と子ども3人のはちゃめちゃな楽しい日常をつらつらと描かせていただきます。小学生1人と保育園児が2人いる生活。
長男トン吉
次男チン平
三男カン太
子ども達のニックネームです。
ちなみに我が家の三兄弟はおとなしいと言われる現代っ子とはほど遠く
ミーン、ミーンとけたたましく鳴く蝉たちより賑やか。

たとえばいつもと同じ朝、スムーズに起きるチン平、カン太。
テンションが高いときのカン太は寝室から歌とダンスで登場、
朝から盛り上げてくれます。
ちなみに今朝のモーニングダンシングは、“もったいないばあさんの盆踊りバージョン”
リビングの扉が開くと同時に、お弁当を作っている私の背後から、
もったいない♪もったいない~♪
をパンツ一丁で。
お見事!!朝から笑わせてもらいました。

に対してギリギリまで布団からでてこないトン吉。
そしてそのトン吉に対して毎朝全力で声を張り上げる私。
最初は、「起きよっか~」(優しさ全開の甘い声)
次に、「起きてー」(優しさはまだある)
次第に、「起きなさいよ」(もはや優しさなくなり)
ついに、「おい!起きろや!!」(説明できません)
それでも起きないトン吉、「あーもういいです。勝手にどうぞー。先に出るから鍵しめてねー。」(どうでもよくなりミュージカル調)
最終的にこの台詞を聞くと、いい加減マズイと思うらしく慌てて布団から起き上がってくるトン吉。
こんなやりとりを毎朝繰り返ししている我が家の日常。
すみません。SNSで脚光を浴びている有名シングルマザーのようなおしゃれさは微塵もないです。

 

話はそれてしまいましたが、世間様のいわゆる片親、シングルマザー、シングルファザーに対してのイメージを払拭とまでは難しいと思いますが。
やっぱり日本は島国。なかなかお堅い考え方でつくられている国。良いのです。それで今日の日本があるわけだから。いい意味でも、悪い意味でも。
でも、こういうふざけた明るいシングルマザーの家庭も日本のどこかにあるのだな、くすっと笑えたり、家ってマシだなとか、あ、こんな人たちいるなら私もまだまだ頑張れるな!とこれを読んでくださっている皆様がポジティブになれる何かのきっかけ的なものになれたらなと思っております。

次回は、「貴重なお休みせっかくの日曜日の早朝に起きた事件」です。
では皆様、実りある毎日を。

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