Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記(その51)

『コタツ欲しい人―?!』

Ton「はーい!欲しい!」
Chin「欲しい!」
Kan「いるー!」
(多分よく分かっていないけど兄たちに合わせて返事したパターン)

そして
私「はーい!!」(右手を高く挙げながら)
満場一致でコタツがほしいという結果になりました、今年の我が家。

コタツがあると思うだけでなんだかニヤニヤしてしまいませんか?
冬らしい凛とした寒さを迎えた今日この頃
玄関のドアを開けた瞬間、寒過ぎて出るのが嫌になってしまいます。
家の中にずっといたい。
なんだったら布団の中にずっといたいですー。

我が家では携帯電話のアラーム機能を使って朝の6時に目覚まし時計が鳴るようにしています。
その携帯電話を手が届く範囲においてしまうと音を消すために一回消してしまい、
その後はセットしてある分刻みの数だけアラームが鳴るのを無意識に消してしまいます。
寒くて眠たくて全く布団から出ることができません!

でもそればかりを繰り返していたら全員で遅刻をしてしまうので
必死に身体を起こしてからが大変!
朝食作りに、洗濯物して、Ton Chin Kanの準備に、自分の身支度そして、
ぐずぐずとゲームをしたりするTonとChinを叱り早く学校に行くように促す毎日。
そしてKanはとってもマイペース。
母さんがどんなに急がせようとしても全く協力してくれず
あまりにも言いすぎると泣いてしまって今度は微動だにしようとしません。
自我がはっきりとしてきて成長してきたと言われればそうなのですが
朝から本当に疲れちゃう毎日です。

暖かい時でも朝一からこれだけ騒がしくすることがたくさんあると、
出勤時にはすでにボロボロ。
この時期はさらに寒さがあってもう気持ちを保つのが大変です。
そこで暖かさ確保のため
と言いますか、主には母さんの癒しのため、
そして癒された母さんからの攻撃を免れることができるであろうTon Chin Kanの安定のためにコタツを手に入れようと考えてみました。

でも。
いまだに購入には至らず。

踏みとどまっているのは

きっと何にもしなくなるから。
我が家の4人全員がもしかしたらトイレやお風呂以外、
24時間ずっとコタツから出なくなる可能性が高いため

よっぽど意思が強くないと
『ボケーっ』とした生活になってしまいそうでならないのです!

ただでさえコロナ禍で家族でいる時間がとても増え、
やはり増えた分だけ揉めることも多くなりました。
些細なことでもあまり外に出ることができないストレスからか、
イライラが目立ちます。

さてそこに暖かさが加わったら一体どうなるのだろう。

そこでこの今の生活に『コタツ』を入れてみた新しい生活を想像してみました。
(母さんの趣味は想像と言っても過言ではありません!想像だけならタダです!笑)


「朝ご飯できたよー!」
と伝えても
「うん」
と言ってソファから離れないTon Chin Kan。
やっとのことで朝ごはんを食べ終わるとお次は歯磨きタイム。

ぐずぐずのんびりしながら歯を磨き、
ほぼ下半身は裸で寝ているTon Chin Kanはズボンを履きます。
(下着は履いています!)
そして、テレビを見ながら動くので
ズボンに何分かかってるの?
というくらいスローな動き。

そこから靴下を履くと。
もうすでにギリギリの時間!

そうなると、母さんの爽やかな大声が響き渡るのです。
「もう時間―!!遅刻するわよ!」
Kanもぐずぐずなのでもう大変。
毎朝命がけで動き回ります。

そこに『コタツ』が入ると。

きっとTon Chin Kanと私は布団から出てきて真っ先にコタツに入り、
朝ご飯ができても寒いからと言って入りっぱなしで、(もしくは作らなくなり)
やっとこさ食べ終わったと思ったらまたコタツに潜り込み、
お着替えもせず、
時間がただただ過ぎていき、
準備が中途半端な私も何故だかコタツに潜り込み、
4人でまったりとして、
テレビを笑いながら見てしまい、
遅刻かな(笑)

といとも簡単に想像がついてしまいました!

生活がダメになるのが見え見え。
憧れだけにして諦めます!!泣

さて次回は「鍋」です。

皆様実りのある一週間を。

一覧へ戻る