Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記(その29)

『アトピー性皮膚炎』

季節の変わり目のこの時期。
しかもこれからじとーっとした梅雨に突入します。
今年は春がきた感覚もほぼなく、春の木漏れ日もほぼ感じられずにもう梅雨?!
という感覚です。

梅雨の時期は洗濯物が全く乾かなくなり、
大量に部屋干しするために部屋中にあふれかえるので
部屋の中までむしむしっとしてしまいます。

いくら衣類乾燥機があっても、あまり状態はよくならず。
生乾きの子ども達の衣類の臭いも辛いモノ。

梅雨だからといって涼しいわけではなく暑いので汗もかきます。

そして、男児ってびっくりしたのですが…
なぜか大人の男性臭(加齢臭的なモノかな)がしませんか!?

そして、足まで
(どうやったらそんな匂いになるの??)
と言いたくなるような香り。

そんな梅雨をあともう少しで迎える我が家は、もう一つ大変な問題があります。
それはKanと母さんである私の『アトピー性皮膚炎』問題です。

季節の変わり目って本当に痒くなってしまい、特に弱い部分が荒れに荒れるのです。
私は赤ちゃんの頃、アトピー性皮膚炎が酷く
ベビーカーにのっている頃の写真は顔中に蕁麻疹がでていました。

痒かったせいか顔中にかきむしったひっかき傷もあり痛々しい。
どんなに保湿をしても、まわりから良いといわれるものを試してもいっこうに良くなる気配がなかったという私のアトピー性皮膚炎。

あるとき、いつも通り買物にでた私の母とベビーカーに乗っている私が
知らないおばさまに声をかけられたそうです。
「まぁ可哀想に。ママちゃんとしてあげないと!」
と。

母は一応
「薬は塗っています」
とそのとき答えたらしいですが、そのおばさまは立て続けに
「お薬をぬっているのにこんなに酷いのならそのお薬合わないとおもうからやめなさい。
ステロイドとか使ってる?」
「ステロイドがちょっと怖くて」

と母が答えるとおばさまは
「そんなこといってられないわよ。ちゃんとみてあげて。
お医者さんにすぐにいきなさい!」

そしてこのお節介とおもわれる親切なおばさまのおかげで
私はまわりからアトピー性皮膚炎とわからないくらいまでに今はお肌が回復しています。

本当にあのお方のおかげ。
あの会話のあとすぐに母は私を連れて病院に相談しにいってくれました。
ステロイドとの上手なつきあい方を学んでくれたらしいです。
頑張ってくれた母にも感謝。
そんな頑張りもあり、普通に生活しているときはほぼ完治(両足だけ症状はどうしても残っていますが)して、落ち着いています。

しかし、季節の変わり目が厄介なことになるのです!
我が家の王様、Kanも私と全くおなじ症状。
私のアレルギーが遺伝してしまったようで、生まれながらに皮膚が弱くて大変。
普段保湿をきちんとしていれば問題はおこらないのですが
季節の変わり目のこの時期が本当に弱い。
寝ているとき、気付いたらポリポリと
手や足首、膝裏をかきむしってしまい、気付いたら赤い液体がたらりと。

でも当の本人はもう慣れっこで赤い液体が流れてもへっちゃら。
「だってーかゆいんだもん!」
わかる、その気持ちわかる!
私も小さい頃に無意識にかきむしっていしまっていたみたいだからこれもまたしょうがないのかな。
私が小学生になると自分で管理していくことになりました。
手にはハンドクリーム
腕や足には皮膚科でもらったクリーム
でも小さな頃から女子力が低く、ずぼらな私は
クリームをこまめに塗るという習慣が身に付くわけもなく
手には皮膚が割れてしまうことによる谷間があらわれ
掻いては荒れて
クリームを塗っては
治ったと思ったら
また掻いて赤い液体が流れて
の繰り返し。

Kanも今現在、全く同じ事になっています。
気持ちがわかるから
「掻いちゃ駄目」
とは強くいえず…。

かといって掻きむしると酷くなるし
もっと痒みがで出てくるのも知っている。

食事で治していくのが一番とか
身につける素材を変えたりとか
清潔に保つとか
石鹸を変えるとか
やっているのだけどなー。

お医者さんから
「成長していくごとに皮膚も強くなり、油分がでるので肌も回復していきますよ」
といわれたのですが、それはいつやってくるのだろうか
こればっかりはゴールが見えないからわからない。

そして梅雨が近づくにつれて蒸し蒸ししてきましたよね
せっかく治りかけていた足首や膝裏をまた掻きむしりはじめました。

来週から保育園が始まります。
長すぎたコロナ休みからの生還。
私はコロナよりも、子ども達と四六時中いることのストレスで
駄目になると思っていましたが
どうにか耐え抜きました!
世界中の子育て中のお母さんに拍手!
私にも拍手!!

さて次回は「私をそっとしておいてください」です。

皆様実りのある一週間を!

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