Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記(その39)

『え?!熱!?』

「おはようー…」
(明らかに顔色がどす黒いTon)
「ん?大丈夫?」
と私
「…眠たいだけ…」
明らかにおかしい雰囲気のTon。

まさか時期が時期なだけに…
まさか?!
急いで熱を測ってみることに。
“ピピっピピっ“
「ママーみて。すごいよ」
とTon。

どれどれ…と恐る恐る見てみると
『39.4』

(えーーーーーーーー)
声にならない悲鳴が心の中であがりました。
来たかっ、ついに我が家にも来たのか! あのウィルスが…

ってことはChin Kan並びに私までもまずいのではないか。
とりあえず外出できないのかな…
まずは保健所に電話?
え? あんなにニュースで見ているのに、いざとなると人ごとすぎて何もできない自分。

どうしよ
どうしたら良いのか
咳も出ていない、倦怠感もなさそうだ。

よし! 様子を見てみよう!
ということにしました。

幼少期から土や泥に塗れて生活をしていたTonはしょっちゅう『溶連菌』で高熱を出していました。
また溶連菌?!
っていうくらい数ヶ月に1回ペースでかかっていたトラウマレベルの病気。
しばらくしてからは落ち着いていましたが久しぶりにやって来たのか溶連菌。

この時期だと、手足口病も怪しい。
毎日の様に川に遊びに行っているTonなら、なんでも怪しくなってくる(笑)

さて、色々と調べた結果。
とりあえず寝させようにたどり着いた私。

そんなこんなしている内にChinが一言
「ねーママ。頭痛い」

(ウッソー!!! 2番目もか!)

全く落ち着かない心をフルに乱しながら
「熱測るからじっとして!」

ピピっピピっ
『38.8』

きたーーーっ
連休前にまさかの2人が発熱。
コロナ渦の中あまり不要な外出は控えてお出かけ予定などもなかったがまさかの事態。
落ち着け私。
落ち着くのだ。
と唱えるものの
『右往左往とはこういうことですよ』
と言わんばかりに私の身体が止まらない。

夕方に受診しにいくべきか。
ぐったりしている小学生2人を、車もないのにどうやって病院まで連れて行こうものか。
そしその間Kanをどうするべきか。
私の母や父、妹は仕事中。
誰にも預けられないではないか。
そし頭の中をよぎったのは

(熱中症?)

これだ! きっとこれだ!
と勝手に思い込んだ私は2人の体を冷やし
経口補水液を飲ませ
寝室を涼しくて寝かせることに。

きっと次に起きた時には熱は下がっているだろう。
そう考えた私はやっと落ち着きを取り戻しました。
溶連菌でも高熱でも普段な大騒ぎになる2人が全く目を覚ますことなく…

正直
(あー静かで快適)
と2人が寝ている時間を仕事をしながら有意義に過ごした私。
ふと気付いたら日の入りの時間。

『2人が起きてこない』
やっと気付いた私(ちょこちょこは様子を見に行っていました)。

とりあえず熱を測ってみることに。
(きっと下がっているだろう)
そう簡単に考えていた私。

結果…全く下がっていない! 変化 ほぼなし!

体温計が壊れているのかと思い、Kanの熱を測ってみることに。
すると平熱。
私も平熱。
ということは壊れていない体温計。

ははは

近くのクリニックはもう閉まっている時間。
2人はボーッとしている
とりあえずお風呂で汗を流して、ゆったりと過ごさせることに
少しだけ食事を口にし、また寝床につきました。

下がらない。治る様子がない。
明日の朝も同じだったらこりゃもうタクシーで全員で病院だ!

そして次の日の朝。
何も変化なし!(笑)

とりあえず保健所に電話をしてみることに
その結果
「コロナかどうかはわからないので近くの内科に行ってみてください」
とのこと。
タクシーを手配し、私とTon Chin Kan総出で近くのファミリークリニックへ。

ドキドキしながらの診察

結果
『急性胃腸炎ですね』
と一言。

あー私の時間返してー!
と思いながらもふと疑問が湧いてしまいました…
急性胃腸炎に2人も一気に罹るのかな?

でも、まっ、治れば良いとするか!

さて次回は「我が家の新入り」です。
皆様実りのある1週間を。

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