Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記(その46)

『カフェイン~紅茶編』

カフェインの常用性
ストレスからくる珈琲のがぶ飲み…
あふれる情報の中での迷子状態…
からの続きです。

世界中の美味しい飲み物が手軽に自宅でも飲める時代です。
外出を控えて過ごしているコロナ禍の今は特に…

我が家(私だけ)でも
色々な茶葉や豆を購入して楽しむのが日課になってきています。

実は若い頃は『紅茶一択』
「コーヒーの気分ではないわ!」
などと言って暮らしていました。

茶葉の産地
保存の仕方
茶葉毎の蒸らし時間
淹れ方
ポットから注ぐときの魅せ方
どれもこれも勉強をし始めると深くて、興味深い話ばかり。

こんなにも紅茶の知識を深めたいと思うきっかけになったのは
前職のおかげ
本物の英国の老舗の茶葉たちに触れ合うことになったからです。

それまでの私にとって紅茶は
どこで飲んでもさほど味の違いもわからず
特に感動もしない飲み物でした。

外食をするとセットの最後についてくるのが珈琲か紅茶。
その当時は珈琲があまり好きではなかったので
とりあえずの紅茶
という感覚でした。

それが、勤め先で扱っている紅茶の美味しさに衝撃を受け
紅茶にはまることに。

国内だと扱っている所がほとんどないというプレミアム感もさることながら
その美味しさは今までの紅茶の概念をひっくり返すくらいの衝撃でした。

(今まで飲んでいた紅茶って…)

産地によって香りや味が全く違うし
蒸らし時間によって飲みやすくもなる
砂糖を入れると美味しいもの、そうではないもの
ミルクに合う茶葉や合わない茶葉
紅茶を学べば学ぶほど楽しい世界が広がります!
どんなに仕事で疲れていても
休憩時、口にする紅茶の美味しさで
頑張れたり癒されたり。
一口で身体の中から生き返る感じを楽しんでいました。

退職してからは茶葉を買って家で楽しむこともありましたが
様々な事情で購入に行くことが難しくなり
その紅茶のブランドとは疎遠に。

他のブランドの茶葉もいくつも試してはみましたが
ソコを超える茶葉には出会えずじまい。

今年の初めに、とある用があり(って裁判なんですけど…)
帰り際にチラッと前職場のブティックに寄ってみることにしました。

お目当てはあの当時、私を虜にした茶葉たち。
そう、珈琲のがぶ飲みからの脱却の一手として
という気持ちも有りで…

しかしどこを見渡してもあのブランドの茶葉がない
え〜っ!!
とショックを感じつつも
(もしかして場所が変わっただけかも)
と店員の方に確認してみると
なんと!! 取り扱いブランドを変えてしまった
とのことでした。

がーん ガーン GA-N
結構、本当に、かなりのショックで
呆然としてしまいました。

(たかが紅茶、されど紅茶)

昔はあんなに紅茶好きだった私が
辛すぎた特殊な結婚生活で疲れ果て
やっと味覚が大人になったということなのか
数年前から珈琲派に変身!

そして珈琲をブラックで飲むことのおいしさに気づくと
紅茶の茶葉の時もそうでしたが
今度は豆にこだわりが出てきちゃいました。

とりあえずはまず『道具』の収集から
どうしても形から入りたい私www
まずはドリッパーを買うところから始めました。

これまで珈琲の道具たちを気にしたことがなく生きていたので
『珈琲の初め方』的なもので勉強しながら
手探りで始まった私の珈琲生活。

ようやくお気に入りのドリッパーを手に入れてお次はペーパーフィルターを。
ペーパーフィルターにもたくさんの種類があることをこの時に初めて知りました!

その次はペーパーだけしかないと思っていたフィルターに
布や石みたいな素材などがあることも知りました。

私のお気に入りは布のフィルター。
手入れがちょっと大変なのですが珈琲の本来の美味しさが楽しめるような気がしています!

お次はドリップポット。
ポットは細い出口?の方が珈琲には向いているとか
浅い知識なりにこだわってみました。

そして珈琲をブラックでも嗜むようになり早3年。
実はコーヒーミルは未購入

そして最近分かった…いや
もともと分かっていたのかなぁ

豆を挽いて〜
お湯が沸く音を楽しんで〜
そしてゆっくりとお湯を注ぎながらぁ~
蒸気や香りを楽しんで〜

というようなユッタリとした『珈琲時間』を
私は愉しめるタイプでは無かったことを。

だからといって
直ぐに入れられて直ぐに飲める
インスタントはなぜか苦手。

自分で言うのもアレですが
つくづく面倒くさい人だなー私って
と思ってしまいます(笑)

いつか自分の好きな銘柄の紅茶や珈琲を
ボーッと愉しめるような空間を提供できるお店がしたいな~

とか、淡い夢を抱いたりもしています(おばあちゃんになってからかな)

過剰摂取から話は随分とそれてしまいました
本日すでに5杯目の珈琲。

お酒もタバコもしないか珈琲くらいはーと自分に甘い私でした。

さて次回は「どこで覚えたそのセリフ」です。

皆様、実りのある1週間を

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