Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記(その33)

『僕、可愛いでしょ?』

ねーねーママー!
ぼくね、皆から可愛いって言われるの。
だから僕は可愛いの!

何を隠そうこの名言
いや暴言? をはいたのは我が家の王様こと三男のKanです。

Kanは普段から、
「僕、可愛いの」
を全面的に押し出しながら生活をしている稀にみる男子。

電車に乗っているときに、女子たちを見つけるとしっかりとアピール。
自転車に乗っている時も、お歌を高音で歌いながらアピール。
道を歩いている時でさえも、醸し出す可愛さアピールは忘れません。

Kanのお箱の顔芸が
『キュンッ』
文章にするとどのように説明したら良いのか、難しいのですが
目を丸くし、潤ませ、最大限の可愛さが出るような身体の動きや仕草。
5歳にして女心を擽る技を習得しているとは先が思いやられます。

保育園の先生方も、
「Kan君は可愛いからね〜ずるいわ〜」

そしてクラスの女子たちは
「Kan君、あれしてあげるね。
これもしてあげる。あれ持ってくるね」

などなどの手取り足取りサービス。

なので、もう5歳なのに彼は保育園での身支度が自分でできるはずなのに
周りの女子がやってくれるため出来ず仕舞い。
先生が、本人にやらせることに手を焼いているとのこと。

なんなんだ、その待遇は。
Kan本人に
「自分でできることはしないとダメだよ」
と伝えると

Kan「だってカンがする前に○○ちゃんと〇〇ちゃんがしちゃうんだもん」
私(無言)

男児ってこんなものなのでしょうか?

Tonもそうでした。
できないことや指示されてからゆっくりしていると、
しようとする前に周りの女子たちがやってくれるから一向にできずじまい。
(できなくても周りがやってくれるから)
と全く気にしない長男のTon。

Chinもそうでした。
ただ、Chinの場合は自分でもやって周りから褒められたいタイプ。
自分でやりたいのに先に女子たちにやられてしまうと悔しがっていました。

そして、王様であり、可愛いで通しているKanはもちろんの如く
「僕が可愛いからみんながやってくれる」
そう思う痛いタイプ。

可愛いの、だからしょうがないの。
と言わんばかりの態度。

私も心配していますが、私の母でありKanの祖母が大いに心配しています。
「このまま成長してしまって大丈夫なの??」
「どんな大人になるの?」
「嫌われるんじゃない?」

確かに…
これはどのように直していったら良いのでしょうか?

周りにこんなに自分が大好きでしょうがない男児はなかなかいません。
たとえ自分が好きでも全面に押し出すこともあまりないですよね。

Ton Chin Kanに新たな不安要素が生まれてしまいました。

「自惚れ」
甘やかしすぎる私を含め、環境もいけないのか
生まれつきの『ジゴロ』なのか
自己プロデュース力の高さ、魅せ方にはひたすら驚かされます

普通の生活を送ることができない我が家。
私、ストレスで痩せてしまうかもしれません!(絶賛増量中)

さて次回は「まつげエクステPART1」です。

皆様、実りのある1週間を。

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