Ton Chin Kan シングルマザー奮闘記(その21)

『いよいよ』

いよいよ、新年度がはじまりました!
Chinが小学校に入学!
そして、Tonは学年があがり、
新しいクラスに
新しい先生。
環境が変わり、皆一歩ずつ成長を感じられる季節が到来ですね。

しかしながら、今年はどうしたことだろう。
新型ウイルスで、今日が何日で、何曜日なのか、このさき学校はどうなっていくのかが不透明で何もわからないという状態に世の中が陥っています。
私たちの未来は、この新しくわき出てきたウイルスと
今、どう戦うか
にかかっている状態。
外出は控えましょう。自粛要請ですよね。
命令じゃないし、日本の場合は罰金や罰則もないので若者たちは私用で外出し放題。
どんなに海外から批判されても、『自分は大丈夫』という過信で私を含め日本人は甘々です。

週末だけ大型のお店や映画館を閉めるなどの対策をしても、
平日は会社への通勤やらなんやらで外には人が溢れている。
そんな中途半端な状態で、今回のウイルスを広げないようには難しいのだろうなと思う。

自分は大丈夫
という気持ちが、もしかしたら知らないうちに『加害者』になってしまうこともあるかも。
SNSをみていると、
海外の方々は危機感をきちんと持ち合わせていて、個人個人がきちんと冷静に対応していて、今を乗り切ろう、頑張ろうと励まし合う姿があちこちで見られています。

感染が拡大しているイタリアでは、『Imagine』をバルコニーで演奏しているおじさまの姿がみられる映像が投稿されていて感動を与えていたり。

どこの国かはわからないのですが、
「救急隊員の皆ありがとう。私の妻の命を助けてくれて。愛している」
と書かれたプレートを窓越しに抱えているご高齢のおじいちゃまがいたり。

この状況で感謝の気持ちも忘れないで、
自分本位じゃなくて、『今』を皆で支え合いながら乗り切ろうという気持ちが溢れているのに。

それに比べて、日本はなぜこんなにも危機感がないのだろう。

感染者が少ないから?
亡くなった方の数が少ないから?
身内にいないから?
医療体制が整っているから大丈夫の過信?
自分がかかっていないから?

毎日増えていく感染者の数。
こんなにもメディアで危機感をもちましょうと取り上げられているのに、毎朝スーパーやドラッグストアの前にある行列。

ここ数週間かかさず毎日行列がある景色が滑稽でたまりません。

そして並んでいるのが結構な確率でご高齢の皆様。
この状況の中、身体が鈍るから~と出歩いて、
密集している列に並んで
もしも感染してしまったら?
…そのストック、結局無駄になるかもよ。

と冷静にみてしまう私はきっと悪魔ですね。

前にも書きましたが、私は喘息をもっています。
カンも。
喘息をもっている人のこの新型ウイルスのリスクは、持病なしの人に比べてとても高いのですよね。だからこそ余計に過剰に反応してしまうところは否めません。

でも、ここはちょっと自分達を守るため、他者を守るための行動をしていけたらなと願っています。
「今、我慢」を心がけていかなければ、1年後のオリンピックなんていってられない状況に世界が陥っているかもしれないですもんね~。

そして、外出を控えるので家の中でできることが大事。

最近よくみかけるのが『StayHome』や、『お家時間』という名前のハッシュタグです。
ある意味今が新しいことを始めたり、これからのことを考えたりするチャンスでもあると、皆が感じている気がします。
SNSでトレーニングができるような映像が今はたくさんあるので自宅でボディメイクをしたり、新しい言語を勉強したり、料理だって学べるし
たくさんのオンライン授業を受けることができる便利な時代。
(大変!私まだ何も新しいことを始めていない!)

子ども達は家の中でできることに限りがあるし、ストレスがたまっていく。
とか言われている方もいたりしますが、
そうなのかな?
我が家は、映画みたり、人生ゲーム、将棋したり、チェスしたり、家族全員でサバイバルゲームごっこしたり、戦いごっこしたり、結構家の中にいても汗だくになっています。
そして、有り余るくらいの時間があるので料理にもチャレンジ。
あれ?勉強は??そういえばしていないー!
ただ単に普通に楽しんでいますね!(笑)

最近はTon Chin Kanのアホさ、明るさに助けられています!
家の中は爆笑の渦です。
苦しくても、辛くても、皆で笑っていきましょう。

次回は「上履きよ、何処へ」です。

皆様体調に気をつけた上で、実りのある一週間を。

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