「アラカン」~お楽しみはこれから volume63
『初物尽くしの仙台遠征~その②』
とうとう仙台まで辿り着きました!
結構テンション高め!
これまでは、サッカーや野球のように、地元スタジアムや球場で観ないと分からない臨場感は音楽の場合は関係ない。東京の大きな「箱」で十分、と考えていたので、コンサートのための遠征は初めて。
小学生の遠足並みに気分がワクワクしてしまいました。
まあ、子育て真っ最中の若い頃は時間もなかったし、ジャニーズに対する熱量や切迫感(チケットが取れない!)ももう少し希薄だったのでしょうね。
今回、こんなに熱量が高いのは、ジャニーズという要因だけでなく、姪っ子(若い子)たちとワイワイできる楽しさもその一因でしょう。
そういう意味では、仙台遠征も私が友人と行く「ゆったり熟女の旅」とは違う発見が幾つもありました。
特に宿泊に関しては、色々教わったことが多かったわ。
まず、ジャニーズのコンサートがある時は、地方都市の便利なホテルはすぐに満室になるらしい。
その辺りを理解していなかった私は、行動を起こした頃には市内の手頃なホテルは全滅。
仕方ない。
伯母さんの太っ腹で高い部屋でも予約しようかと諦めて姪っ子に連絡したら、「駅の近辺に良いAirB&Bを見つけたから予約しておいたよ」と折り返してきました。
AirB&B? 平気なの?
ちょっと半信半疑でしたが、「初体験ツアー」だと割り切って姪っ子の提案に乗っかったところ、これが超快適!
仙台駅から歩いて数分の所にあるマンションの一室を民泊用に改装してあり、2ベッドルームと15畳ほどのLDK。タオル・シーツなどの基本アメニティーは完備されており、キッチン用品も整っているので、6人ぐらいで連泊するのに最適ではないかしら。
お値段はお安いビジネスホテル並みですが、部屋は5倍以上広いし、二人でそれぞれ別々のベッドルームを使用する、という贅沢ができました。
姪っ子によると、東京都内にもこのようなAirB&Bはいくつもあるので、例えば、地方から友達が出てきた時には、広めな一室を借りて、数名で食事を持ち込みそこでお泊り会をするのだとか。
「お食事にこだわらなければ、居酒屋→カラオケと渡り歩くより安上がり。気楽におしゃべりできるし、疲れたらそのまま寝てしまえるのが気楽で良いの!」だとそうです。
友達の下宿に転がり込んで布団を取り合っていた時代の人間からすると、なんとも合理的かつ快適なお気楽飲み会だこと。
姪っ子から吸収した「若者感」は他にも幾つかありましたが、長くなるので、またそれはいずれ紹介することにします。
折角なので、コンサートそのものについても一言。
今回行ったSixTONES(ストーンズ)は、まだデビュー3年目の駆け出しグループ。
いわゆる「ジャニーズ・ジュニア時代(デビュー前の下積み時代)」が長くて苦労したグループとされているので、ライブに来ている人たちは「私たちが彼らをデビューまで持っていった」という熱い気持ちのファンが多いのでしょう。とにかく黄色い熱い声援が絶え間なく続き、さすがに私でも圧倒されてしまいました。
King Gnuとかのライブで聞く、野太い「ウォー」という地声の応援とは違うわ。(当たり前か)
また、ストーンズを見に来ている若い子たちは、まだ多分にジュニア時代の文化を引きずっているから、応援のウチワが多いし派手だしメッセージがいっぱい書かれていて面白かったわ。
比較的コンパクトなアリーナだったこともあり、ストーンズのメンバーも会場を走り回ってファンサービスをするわ、するわ。
例えば、ウチワに「投げキスして!」と書かれていると、目の前でやってくれるので、全然関係ない私までknock outされてしまいました。(嬉しい♡)
小さい会場は、そういう意味ではアーティストとの距離が近くて良いよね。
(だからチケットが取れないのだけれど)
私が良くコンサートに行っていた頃のSMAPやTOKIOはもう熟年期だったから、本人たちが走り回ることなんてなかったわね。
せいぜい、トロッコに乗って会場を回るぐらいかしら。
それに、特にSMAPはコンサートの箱がドームやスタジアム級で巨大だったから、
「今日は席が遠いからゴマップかしら?」
「いえいえ、ノミップかもよ」
なんて言ってオペラグラス無しでは過ごせなかったのが、懐かしいわ。
まあ、ストーンズも次回からはドームでやるみたいだから、このコンパクトさは最後かもしれませんね。
それが体験出来ただけでも幸せだったわ。
ということで、楽しい、楽しい仙台遠征は、初体験いっぱいで終わりを告げました。
勿論最後は、通常の熟女パワーを全開させて締めてきましたよ。
新幹線の時間を遅らせてでも人気店の牛タンを食べるために並び、ストーンズがコンサート内で語っていた「ずんだシェイク」を探し当てて飲み、お土産を山ほど買って帰る。地元経済をバッチリ潤してきました。
あー、これ、病みつきになってしまうかも!