「アラカン」~お楽しみはこれから volume50

『ウクライナ情勢』

私は専門家でもない。特に深い知識もない。あの地域には行ったこともない。
語る資格なんてない何もことは百も承知ですが、現在ウクライナで展開されている一連の出来事は、無視することなんかできない自分がいます。
流れてくる情報を読み漁っているけど、疑問符だらけ。
ついこの前まで新型コロナで世界中が停滞していたのに、いきなり首都進攻?沿岸封鎖?ミサイル爆撃?
なぜ今、こんなことが起きているのかわけわからん。

ちょっと大げさな言い方をすると、歴史の授業で習った「世界規模の大戦」の序章が目の前で紐解かれているような錯覚あり。
「ヨーロッパの火薬庫」と言われていたバルカン半島での民族の争いがその後の世界大戦につながっていったように、ウクライナに対する「ロシア民族の領土拡大闘争」が火薬の導火線のような気がして空恐ろしい。
考えすぎだといいのですが。

そもそも、20世紀の遺物だと思っていた「領土侵攻」という言葉が再びよみがえっていることに驚かされませんか。
以前、お偉い軍事評論家さんが、「21世紀の戦争は情報戦や経済戦争がメインとなります。第二次世界大戦のような、両者ともに大損害を被る『物理的なたたき合い』なんかは先進国はやりません」と言っているのを聞いたことがあります。
その論評を聞きながら、私は内心、『それならなぜ、爆弾やタンカーやミサイルを揃えているのよー?』と突っ込みを入れてしまいましたが、やっぱりね。
人間っていうものは、おもちゃを揃えると使いたくなるのよ!
もちろん、素人では考えの及ばない次元での高度な情報戦が一方では展開されているようですが、でも現実には、地上部隊が投入され、タンカーが隊列を組み、ミサイル砲が撃ち込まれ、一般市民への被害が否が応にでも拡大しているのです。
心が痛みます。
核戦争の可能性についてなんて触れたくもない…

暗くなる話ばかり並べるのは本意ではないのですが、個人的にはいくつかの疑念やネガティブ思考がぬぐい切れません。
ひとつは、アジアは関係ないと言い切れない恐怖心です。
「民族統一」と聞くと、東アジアの人間としては、『中国⇔台湾・香港』や『韓国⇔北朝鮮』をすぐに連想してしまうのは仕方がないこと。
そんなことは絶対に無いと信じていますが、仮に中国が「親中派の人々が迫害を受けて助けを求めてきたので」というロシアと同じ理屈を唱え始めたらどうなってしまうのか。
あくまでも仮説ですが、万が一にも中国が台湾に軍を送ったら、日本だって、とてつもない有事に突入してしまうのは明白です。
ここから先は、あまりの恐怖に、私は思考停止してしまっている…

もう一つは、『一般生活への影響も甚大だろうな』というあきらめに近い、先行きへの「がっかり感」。
ロシアのことが無くてもインフレ懸念は顕在化していたけれども、ここから先はある程度加速していってしまうことは覚悟しなくてはいけないでしょう。
ガソリン価格の高騰は避けられないし、品薄物資(小麦粉やサケ)などは明らかに出てくるはず。
デフレ慣れしてしまっている身には辛いだろうな。

明るい見通しって無いのだろうか。
例えば、コロナ禍で、「生身の付き合い絶対主義大国」の日本にすらリモートワークという新しいスタイルが急速に導入されたように、厳しい環境下で何か新しいものが生まれ出てくればいいのですが。
すぐには無理だけど、ガソリン・天然ガス不足を解消するために、一気に化石燃料離れが進み、環境配慮型の生活が現実味帯びてくるとか。
それに、ウクライナの情勢は毎日変化しているので、数週間後には、何か劇的な解決方法が提示され、世の中が一気に和平ムードになっているとか。
まあ、世の中の専門家達にも分からないことが私はわかるはずもないので、祈るしかない、と諦めています。

私の祈り。
後日、この記事を読んだ人が「これを書いた人は必要以上に悲観論を展開していて先行きが読めない人だよね」と笑い飛ばしてくれる世の中でありますように。

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