「アラカン」~お楽しみはこれから volume42
『録画してでも見たいドラマ(21年春クール編)』
私は昔からテレビドラマが好きです。
とはいえ、何かと帰宅が遅い生活をしていたので、あくまでも時間が許す範囲内で、話題に乗り遅れない程度に選んで見ていたのが事実。
それが在宅勤務中心となり、夜の仕事・会合・会食が激減した昨今、ドラマを「真面目に」追っている自分がいました。
だって、テレビ欄を見ると、実に数多くのドラマがあるではないですか。
ということで、最近はリアルタイムで見られないドラマは録画してでも見る、という新しい習慣が芽生えてしまったのです。
勿論、最終的には取捨選択しますが、このクール(2021年春)は録画しながらフォローしたドラマが特にありました。
もうシーズン終わりですが、その中のいくつかを語らせてください!
〇 『コントが始まる』(日本テレビ・土)
土曜日はなぜか外出が多くなってしまうので、録画してでも見逃さないドラマの筆頭がこれ。
主役級の人気・実力を兼ね備えた「花の93年組」である有村架純さん、神木隆之介さん、菅田将暉さん、仲野太賀さん達が何かと話題になるけれど、私のイチオシは、妹役の古川琴音さん。あのちょっと舌足らずのしゃべり方が大好きなんです。
また、男性3人の相性の良さが自然と醸し出されていて、これも心地よさにつながっています。
実際、菅田将暉さんのラジオ番組に他の二人が登場した回をたまたま聞いたのですが、ドラマの雰囲気にそっくり。神木隆之介さんを「興行収入ハンター」㊟とジェラシー交じりにからかいながら、でも尊敬の念も込めているところなんて、そのままドラマの台本に使えそう。
脚本はオリジナルの書きおろしで、芸人を目指す若者の夢と挫折と現実の厳しさを描いている。セリフやシチュエーションはかなりリアルだそうです。このドラマを絶賛している芸人さんが多数いるのですから、間違いないでしょう。
最終回を「菅田将暉と有村架純のキャラクターがくっついてシャンシャン」という月並みなエンディングしないで欲しいな~、と願いながら土曜日を楽しみにしています。
㊟ 神木隆之介さんは、「2019年までの歴代邦画興行収入トップ10」のうち、ナント6作品に出演! ラジオでは、「お前が『鬼滅の刃』に出てなくてよかった~」と他の二人がボヤいていました。
〇 「コタローは一人暮らし」(テレビ朝日・土)
以前だったら見なかった時間帯ですが、土曜日つながりで「ついで録画」して発見し、結構ハマってしまったドラマ。
コタロー役の男の子(川原瑛都さん)がとても良い味を出しています。
現実にはありえない「6歳の男の子の一人暮らし」の話なのに、現代の闇(DVや育児放棄)が背景にあるから、単なるファンタジーではない。でも、コタローを取り巻く大人たちが善意と信頼に満ち溢れているから、決して暗いストーリーとはならない。実に、絶妙な脚本だと思います。
また、子供を子供扱いしないで一人の「人間」として扱っているところにも好感が持てます。
原作は漫画だそうですが、どんな漫画かしら。
番組ホームページの抽選に応募してみましたが、多分当たらないだろうな。
〇 テレビ東京の数々の「ゴールデン以外の」ドラマ
これも、録画するようになったおかげで発見した新たな楽しみ。
以前は、すごく話題になった作品(例:勇者ヨシヒコ、等)や好きな役者さんの作品(例:きのう何食べた、等)はフォローしましたが、それ以外は、テレビ東京のドラマはあまり気にかけなかったかも。(←テレ東さん、ごめんなさい!)
それが、テレビ東京がゴールデンタイム以外で色々なドラマをやっていることにやっと気が付き、いくつかにハマってしまいました。
その中でも、特にここでおすすめしたいのは、金曜日の深夜にやっている『生きるとか死ぬとか父親とか』と『ソロ活女子のススメ』。
どちらも、「もう若くはないけどまだまだ人生長い」女性を、等身大に、あまり大げさにならずに訥々と描いている秀作だと思います。
主人公を、吉田羊さん(『生きるとか』)と江口のり子さん(『ソロ活』)がそれぞれ演じており、もう惚れ惚れとする安定感。いい役者さんです。
自分と向き合う姿(語り)が私には結構ツボで、いちいち頷いたり、時には涙したりと忙しいです。
もっと話題になって欲しい作品だわ。
友人には、「そんなにドラマが好きなら、動画配信サービス入ればいいじゃない」とよく突っ込まれます。
確かにその誘惑は大きい。でも今は、「時間が足りない」ことを理由に、どうにか我慢しているところ。
テレビドラマが面白い、と思えなくなる日が来ないことを祈っています!