「アラカン」~お楽しみはこれから volume1

『はじめまして』

30歳を目前にした人は「アラサー」、40歳は「アラフォー」、50歳は「アラフィフ」と呼ぶ。
では、第三コーナーを回って60歳が見えてきた我々世代は?
調べてみたら、そろそろ還暦を迎えるということで「アラカン」と呼ぶそうです。それまでが英数字なのに、急に日本古来の『赤いちゃんちゃんこ』になってしまうのには合点がいきませんが、それが世の中というものなのでしょう。

改めまして。
アラカンにがっつり突入している まつやまゆみ(匿名)です。
若い頃は「なんで一夫多妻制があって、一妻多夫制は無いのだろう?」なんて妄想したこともありましたが、当然そんな元気や先立つもの(?)もなく、法律を遵守して素直に旦那の性を名乗り、旦那の戸籍に入り、子育ても無事に卒業したと信じてここまで来ました。

私が社会人を始めたのは、男女雇用機会均等法以前のこと。
こう書くと、先駆者としてのかっこいい響きがあるのでよく使うフレーズです。
でも実際は、法律の前後でそんなに日本社会は変わったのかしら。
いまだに保育園不足に悪戦苦闘している会社の同僚に遭遇すると、私の頃と何も変わっていないでは無いか、と苛立ちを覚えます。
私も苦労は多かったですが、少数/オンリー派として得した(例えば、特徴無い日本人でも名前をすぐに覚えてもらえる)こともありました。
悩みが尽きないことやまだまだ改善の余地があることは、今も四半世紀前も変わらないかも。
この辺りは皆さんと追々語っていきたいところです。

皆さんとシェアしたいもう一つの点は、「歳をとることは怖くないはず!」、「人生これからよ!」ということ。
周囲は、特に同期の男性陣は定年を理由に生活・体調を気にし、守りに入っている人が増えているような気がします。
でも我々女性陣は、身体のガタはくるけど、更年期を乗り切ると意外に元気なるのが世の常。また、仕事や子育て以外の時間が増えることを素直に喜べる人が多いような気もします。
私自身、これまで時間に追われて生活してきたので、時間ができればそれを何に使おう、とすごく楽しみ。(家事に向けることだけは無いだろうな…)
今なら、アラフィフの時と大差ない交友関係を維持しながら、コンサートや飲み会やスポーツ観戦など、まだまだやりたいことがいっぱいあります。仕事も趣味も新しいことに挑戦したいし、気力だけは十分にあります。
頭はかなり固く危うくなっているかもしれませんが、未知のものと遭遇すれば好奇心旺盛に向き合いたいし、憤りを感じるときは、きっちりとそれを表現したい。
要は、まだ引退するには早い!
(シルバーシートにだって、まだ絶対にすわりません!)

こんな「アラカン」のあがき、これから笑ってお付き合いいただければ幸いです。
よろしくお願いします!

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