「アラカン」~お楽しみはこれから volume37

『最近気になること』

新しい年を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、寒さとコロナのダブルパンチで再び籠った生活を送っています。
おかげで、友人や同僚とおしゃべりすることで胸につかえている気になることが発散できず、かなりの消化不良に。だって年明けてから、『ちょっと気になること』がいっぱい出てきませんか?
と言うことで、今回は私の『最近気になること』に少しだけお付き合いください。

〇 米国、どうなってしまうのだろう。
米国はとんでもないことになっていますね。
議事堂へ民衆が乱入する映像には、「アメリカでこんなことが…」という絶望感に襲われました。「いずれはトランプからの反動で自己再生するだろう」と米国民を信じてきた私でも、かつての常識や良識が失墜していることは認めざるを得ません。
なんと、ワシントンの議事堂警護員数は、イラクやシリア駐留軍より多いとか! クーデター勃発国の様相を呈しています。
ただ米国の某ニュース番組を見ていたら、トランプの写真を映しながら「米国史上最悪な大統領だ!」と鬼の首を取ったように報道していました。本当に、トランプ一人に責任押し付けて、この事件を片付けてよいのでしょうか。
なぜなら、トランプは7380万票も獲得した人です。民主主義の選挙制度の下で8000万票以上獲得したバイデンには敗北したけれど、歴代大統領を凌駕する支持を集めたのです。大衆サポートは恐ろしく強固だと認めないと。
トランプの敗北は明らかだし、個人的には、Twitterから永久追放を受ける大統領なんて洒落にもならないと思います。
でも政権が交代しても、「悩める米国」=「民主主義・資本主義の揺らぎ」の解決からは程遠い。また米国が荒れてしまうのでは。そうなると世界秩序は…との薄ら寒さが残ってしまいます。

〇 政治家の責任
・・・と偉そうに論じましたが、でも一方では、政治家の責任をとことん追求する米国の国民性にはまだ憧れがあります。
今回の大統領弾劾訴追も「支持者に暴動を扇動した罪」に限定して、徹底追及しています。きちんと法律に則り、手続きを守り、議会で議論を戦わせて。
どこかの国のように、「秘書がやったことで知りませんでした」でお茶を濁し、司法も不起訴処分で片付けてしまうのとは違うのだよな…

〇 日本の現状:コロナとの戦い
もうこれについては、「耳にタコ」ですよね。
なので、私の「違和感」だけ吐露させてください。
① 過去からの教訓等から冬場に大きな波が来ることはわかっていたはずなのに、何も準備はしなかったの?
80年代後半の日本バッシング最盛期でも、「日本人は、目先の利益に振り回されずに中長期を見据えて行動する」と欧米人に一目置かれていました。もはや日本人も「目先」の行動しかできなくなったのか… 自分でも反省。

② 鳴り物入りで始まったCOCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)。
今はどうなってしまったの?

③ 1月2日に「緊急事態宣言を出すべきだと思いますか?」という街頭インタビューを渋谷や秋葉原で行っている各局の番組を見て。
明らかに初売りや福袋目当てで外出している人たちにこの質問して、意味あるの?
このためにスタッフを送り出している番組も良識問われないのかな?

〇 余談
重い話題ばかり続いてごめんなさい。やっと胸のつかえがとれました!(笑)
最後に、最近みたCMの紹介。
CNNの英語放送の中で、時々流れるCNNのオリジナル制作広告(だと思う)。

“This is a Mask. It prevents the spread of Corona Virus. This is not a political statement. It’s only a Mask. Wear a Mask”
訳:これはマスクです。コロナウイルスが広がるのを防ぎます。政治的主張ではありません。ただのマスクです。 マスクを着けましょう

画面はマスクが映っているだけです。
「ただのマスクです」という部分でクスッと笑ってしまいました。
日米の意識の差が現れますよね。
日本だったらどんな広告になるのかしら。

まだ2021年も始まったばかり。
お互いに良い年となりますように!

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