『家と洗濯機』

12年に一度のラッキー年も半分以上が過ぎてしまいました。
間もなく8月です。暑いですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

突然ですが、司はいま家が欲しいです。
現在も家に住んではいますが、ここは賃貸です。
今の家に移り住みもうすぐ10年が経とうとしています。
いったいいつまで家賃を払い続けなければならないのでしょう。2年に一度、つまり4回、更新料を払っているわけです。賃借人が出ていかなければ部屋をメンテナンスする必要もないというのに、2年に一度我々が当たり前のように払わされる家賃一か月分の更新料とは、いったいどういうわけなのでしょう。
…日本の不動産業界に対する愚痴になってきてしまいましたので話を戻します。

前から物件サイトを見るのは割と好きだったのですが、ここ最近は日課のように見ています。「このマンションちょっといいな」「床も天井も木！」「ベランダひろーい！」「たっか！誰が買うんだこの値段で」「築50年って今後どうなの…？」などと心の中でつぶやきながら各物件をお気に入りフォルダにぶちこんでいる日々です。
しかし、家って人間が生きていく上で必要最低限の箱なのに、なんであんなに高いんですかね。
23区内で新築戸建てはあまりにも非現実的。ではマンションか。
築40～50年でリノベ済っていうのがデザイン的に良いもの多めな印象なのですが、それって今後どれだけもつのでしょうか？耐久性もさることながら、この先ますます人口が減少し空き家がもっと増えるといわれているのに都内で転売できない古いマンションなんて買っちゃったら共益費と修繕積立金が爆上がりしていかないかね？不動産ならぬ負動産ってやつじゃないかねそれは…。そもそも都内に住み続ける必要はあるのかね？というか君は今後の人生をどう考えているのかね？

…物件を見ているだけなら楽しいのですが、じゃあ買おうかしら、となると途中から脳内に偉そうな進路指導のおじさん先生が出てきて、今後の自分がどこでどうやって何をして生きていくのかという自問自答になってしまいます。このおじさんは、いまだに「ベルリンに住みたい」とか世迷い事言っている私に目を覚ませとばかり平手打ちしてきます。

嗚呼、誰か都内のわりと通勤（まだ通勤しようとしている）に便利な場所にポンと広めのマンションプレゼントしてくれないかな。そして私の無駄な考えのループ（二層式の洗濯機のぐるぐるしている渦の中で溺れまいと手を挙げて助けを求めているイメージです）の上から手を差し伸べて、ザバァと司を救い出してくれたらいいのに。
…二層式の渦にぐるぐるされすぎて頭が朦朧としてきました。
そうだ、洗濯機も買い替えなければ。最近よく途中でピーピーいって止まったり、終わりましたよ！って言ったくせに蓋開けてみたら脱水できてなかったり。飼い主に似てやる気がなくなってきちゃってるのかな。いや違う。10年使えばそりゃ壊れるだろうが。
まだまだ家は買えそうにないので、とりあえず洗濯機を新調しようと思います。
みなさま引き続きコロナと熱中症にお気をつけてお過ごしください。