三度の飯より寿司がすき volume30

『2020年の目標』

あけましておめでとうございます。
今年初のコラムになりますので新年のご挨拶をさせていただきましたがもうすぐ3月です。
遅くなりましてすみません。

・・・2019年最初のコラムの冒頭を再利用してみました。全く同じ文面になります。
年が明け、2020年になったというのに全く同じ状況になっております。
昨年私は「2年連続でできていないことは三国志読破と断捨離です」と書き記しておりましたが、ここにきてようやく教訓を得ました。

「2年連続でできなかったことは、3年連続でもできない」

そうです。結局昨年も、三国志読破と断捨離は達成できませんでした。できなかった、というのは厳密に言うと嘘であり、己に対する言い訳でしかなく、正しくは「やらなかった」です。全く、不徳の致すところであります。ただ、昨年新たに打ち立てた「食後2時間以内に寝ない」に関しましては、9割くらい達成できたように思っております。
なんと低い目標でしょうか。我ながら呆れます。

そして今年の私のキーワードは「寿司と温泉。」
これに尽きます。

ただ好きなだけじゃないか、と思われるかもしれません。
まずは寿司。確かにこれはただ好きなだけです。しかし、栄養素が非常に好ましいということがわかりましたので、今年はますます寿司を食していこう、というわけです。
先日情報番組でオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の違いについて解説していました。この2つは体内で作ることができず、食品から摂取する必要のある「必須脂肪酸」と呼ばれるもの。オメガ3が含まれるのはサラダ油やコーン油、ごま油など。オメガ6はえごま油、亜麻仁油、魚油などですが、これらは光と熱に弱く酸化しやすいため加熱料理には向いていないそうです。
我々現代人の食生活において、このオメガ3とオメガ6の摂取割合は1:5ほどになってしまっており、これは動脈硬化や心筋梗塞を引き起こす原因にもなるらしい。理想の割合は1:2。昨今の日本人は6をとり過ぎる傾向にあるので、3を意識的にとっていこう、という趣旨の番組でした。中でも魚の脂は大変良く、中トロ、鮭、青魚や蟹、ムール貝などにもオメガ3は含まれるというではないですか。やはり私の寿司好きは間違っていなかったのだという自信を持ったとともに、しゃりを小さめにするなど糖質を少し控えつつ、今年も積極的に寿司を食べていこうと思った次第です。

そして次は温泉というキーワードからの目標です。
今年は有言実行。以下のことを今年中に「必ずやるぞ!」と誓います。

「温泉ソムリエの資格取得!」

昨年、2泊3日で新潟に旅行した際「1日1寿司、1温泉」を掲げていた私。
1日目の夜。新潟に住む友人お勧めのワイナリーを併設した露天風呂へ。平日だったため人も少なく、露天風呂から見上げる満月は最高でした。しかしこの日、寿司は食せず。
2日目、こちらも友人お勧めの寿司屋で昼寿司。その後車であっちこっちまわっていたら、お目当ての温泉にたどり着いた頃には既にもうそこを出発しないといけない時間に。
目の前に山があるのに登ることが許されない登山家のような気持ちで「ごまどう湯っ多里館」を後にしたのでした。市内に戻る途中、信号手前の道路案内標識が目に入り

私「にいゆって書いてある!この先に温泉があるの!?」
友人A「新潟(にいがた)、だよ」
友人B「どんだけ温泉に貪欲なんだよ」

たった1日とはいえ、温泉に浸かることができず目の前で引き返すという悔しさを経験したため「新潟」の「潟」の字がもはや「湯」にしか見えなかった私。禁断症状が出ていました。その日、私の温泉欲は満たされることなく過ぎていったのでした。
最終日は素晴らしくパーフェクトに寿司も温泉も堪能できたので、結果3日で2寿司2温泉という成績にとどまったのでした。
それにしてもお前はどれだけ湯に貪欲なのだ、と言われて気づきました。既に泉質で温泉を選び始めている自分に。
ならば一度きちんと温泉の知識を自分の中に取り入れ、己のその時々の症状や好みに合わせて湯を選び、なんなら人に勧めることもできるくらいのソムリエに私はなりたい。
趣味と実益を兼ねた温泉ソムリエの資格を取るしかないだろう!という結論に至ったわけです。
調べてみると、勉強して試験を受けて・・・などというまわりくどいものでは全くなく、半日セミナーに参加すればその日に取れてしまう優れもの。地道にコツコツ努力をすることが苦手な私にうってつけです。

ということで、今年は寿司と温泉をもっと突き詰めていこうと思っておりますので、
みなさま本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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