『Tシャツが似合わない』

年々、着るものが変わっていくのを実感しています。
センスや趣味が変わっていく、という意味ではありません。
昔に比べて、明らかにあるジャンルの服が似合わなくなっているのです。

それは・・・Tシャツです。

１０代の時はよくTシャツを着ていました。
好きなブランドのロゴやイラストの入ったものを好んで着ていました。
今はほとんど着ていません。
薄々気づいてはいたのですが、少しずつ少しずつ、Tシャツが似合わなくなっていき、もはや見るも無残な状態になっています。

３０を過ぎて明らかに体型が変わりました。変わるよ、と諸先輩方から聞いてはいたものの、まだ大丈夫、と油断しているうちに、気づいたら、あっという間に変わっていました。
具体的にどうなったかというと、、、上半身が丸くなった。おなかがぷよぷよしはじめた。背中に肉がついてきた。挙げればきりがないのですが、まあ、はっきりいって、太りました。２０代から比べて、７～８キロ増。
１０代の頃は足が太いことが気になってはいたものの、体の厚みが今と違い全くなかったので、ロングスカートをはいてしまえばとても痩せて見えたのです。
今はなんだか自分じゃないみたいな体の厚みを感じています。フォルムが違うんですね。細い枝から、柔らかい球根になった感じ、とでもいいましょうか。ドガの踊り子からルノワールの裸婦になったみたいな。
同い年の友人も私と同じような体の線の変化を感じているらしく、自分がおばさん体型になっていくのがだんだん面白くなってきた、と言っていました。その気持ち、わかる！！！

まるい襟ぐりのTシャツを着ていると、首から肩、背中にかけて、ものすごく丸みを帯びて見えるようになりました。
いつからなのかわからないのだが、気づいたらそうなっていたのだよ・・・！

老いは少しずつ、そして確実にやってきます。
いままでは「おしゃれは我慢！」と寒い冬にも短い（といっても膝ちょい上くらい）スカートを素足ではいたり、きつめのタイトジーンズもよく着ていました。
しかしいつからか、体のラインが出るような綿の服は避けるようになり、いまやVネック＆ポリエステル生地のワンピース最高！です。あと、麻！！！麻は最高ですよ。
現在私のワードローブは黒、生成り、緑、くすんだ赤の麻であふれています。
風通しもいいし、体型も隠れるし、一石二鳥です。
でも本当は、ちゃんと運動して、洋服の似合う形になりたい。
適度な筋肉もちゃんとついているのに細い、SEX AND THE CITYのキャリーみたいな体型になりたい。
月に１〜２回ヨガに行ったくらいじゃ、あんなふうにはなれないことくらい、わかってる。

今、ここが運命の分かれ道。
この先このまま放っておいて、さらに体型をおばさん化していくか、ジョギングしてジムに通って筋トレして再びTシャツを着られるような体型を取り戻すか。
ストイックからほど遠い私は前者のような気がしてなりませんが・・・。

もう、和服着ようかな・・・。