三度の飯より寿司がすき volume45

『44才の夏休み』

年が明けたと思ったらもう3月です。世界では様々なことが起こっています。毎日のように、ウクライナの戦況が報道されています。私は戦争体験者ではありませんが、満州事変ってこんな感じだったのではないだろうか……と思わずにはいられません。
東日本大震災から11年。つい先日、地震がありました。東京は震度4、久々に大きな揺れを感じました。しかも真夜中で非常に怖かったですが、東北では震度6の地域もあり、その後も続く余震など、心配事が続きます。
そしてコロナも全く終息していません。相変わらず感染拡大は世界中で続いています。

1999年、世紀末思想が再び取り沙汰され「世界は滅びる」などといわれていましたが、あっさり2000年を迎えたのも、もう20年以上も前のこと。
今、せいきまつ、を変換したら「聖飢魔Ⅱ」が出てきましたよ。むしろ今の方が聖飢魔Ⅱのような気がしてならないのは私だけでしょうか。
無事に2000年を過ぎた頃、「ノストラダムスの大予言は、実は1999年ではなく2012年のことだったのだ……!」という記事が出回っていましたが、最近のネット記事で「実は実は、2022年のことだったのだ……!」と書かれているのを見つけました。いつまで使うつもりなんだ、その手法。地球が存続する限り永遠に誰かが言ってそう。

(いったい何を言いたいのかわからない文章になってきましたが)そんな、世界情勢も交えて本当に様々な出来事があった最近ですが。つい先日、私は誕生日を迎えたわけです。
はい、44歳になりました。44歳です。ゾロ目です。
ついこの間「うわ~、33歳になっちゃったよ!」なんて言いながら、iPod(すでに懐かしい)で「23才の夏休み」を聴きながら自転車漕いでいたのに。
そのくらいから自分の年齢を口にするのが憚られ、「私に年齢をきかないでください」オーラを出してみたり濁してみたりしてここ10年を生き延びてきた私なのですが、今、ここで、声を大にして、言いたい。「ええ、私は44歳になりました。それがなにか?」と。

一体この心境の変化はなんなのでしょう?

つい先日気づいたのですが、フランスのマクロン首相と同い年だったんですよ、私ってば。そして、ウクライナのゼレンスキー大統領とも同い年なんです!なんていまどき!……という単純な気づきで、最近やっと、年齢を言えるようになったのでした。
これまでずーっと「芸能人でいうと誰と同い年?」には「安室奈美恵」で返していたのですが、これからは「マクロンとゼレンスキー」と答えようと思っています。
そしてそしてですね、「44歳」というのは、私が最も敬愛する政治家であるメルケル元首相が現在の夫と再婚した年でもあるんです!
そんなこんなで、「44」は私にとって、とてもキャッチ―でタイムリーな数字となりました。それゆえ、急に公言できるようになったのです。人間って単純。

韓国に行くといつも立ち寄るお気に入りのアクセサリー屋があるのですが、そこで作ってもらった数字のモチーフを選べるブレスレットにも「4」が入っています。(好きな数字、というよりも、フォルムがかわいい数字を入れたくて、「4」と「3」にしました。43歳を過ぎたので、また韓国に行けるようになったら「4」と「4」に変えてもらわなくてはなりませんね)そしてそしてですね、占い的にも私は「4」に縁があるんですって。

というわけで、なんだかパワーがもらえる1年になりそうな気が(勝手に)しています。
44歳の門出。また気持ちを新たに、船を漕ぎ出し、久しぶりに沖に出てみようと思う所存でございます。
みなさま、くれぐれも引き続きお体ご自愛くださいませ。

書き終えて気づいたけれど、このコラム、前回だったらナンバー44でしたね!
蛇足でございました。

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