三度の飯より寿司がすき volume14

『アメリカのドラマ』

アメリカのドラマが好きです。
FBIとかCIAが絡んだ国家機密や事件を追う主人公が出てくるようなサスペンスものや、はたまたSFドラマも良いのですが、一番好きなのはやっぱりアメリカン・ラブロマンス!(書いていて若干恥ずかしいけど敢えて書きます)
日本人とアメリカ人の考え方や習慣の違いなんかも、見ていて非常に面白いです。特に「ああ、アメリカだなあ」と思うのが、夫婦やパートナー間で問題が起こった時にすぐ「カウンセリングに行こう」ってなるシーン。日本のドラマでは、まずそんな流れにはならないですよね。
日本の夫婦は、問題提起もしないまま時が過ぎて行くイメージがあります。もちろんその都度きちんと話し合いの場を設けて解決する夫婦もいるとは思いますが、あんまり多くない気がします。特に中高年以上の方は。
そうなると、夫への不満を長年我慢し続けてきた妻がとうとう爆発して熟年離婚、ってなるのも頷けます。良くも悪くも空気を読み過ぎた結果ですよね。
恋愛における以心伝心、とか私は好きな方ですが(あんまりたくさんしゃべるのが好きじゃないっていうこともあり)、パートナーとの生活のすべてにおいて「言わなくてもわかる」というのは幻想だな、と思います。
その点、「まずは夫婦で話しあおう。着地点が見つからなければ、第三者の意見も聞こう、じゃあ、カウンセリングに行こう」っていうアメリカの考え方は、ものすごく健全だと思います。

また、同じく夫婦やカップルで問題が起きて、「今後も私はこの人と暮らして行くべき?それとも別れを選択すべき?」と悩んだ時によくやる、リストアップ。彼の良いところと悪いところを書き出していくという、これも定番シーンのひとつですね。
大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で、ミランダが夫のスティーブの長所と短所を書き出して、その後ブルックリン・ブリッジで再会する—————あの場面、感動しましたよね・・・!私、ニューヨークまであの橋、見に行きましたもん。ここでミランダとスティーブが・・・!って。
(しかしアメリカ人って、本当にリスト作るの好きですよね。2003年に公開された映画
「死ぬまでにしたい10のこと」の原作もナンシー・キンケイドっていうフロリダ出身の小説家だし。)

書くことって、自分の考えを整理することでもあるし、これはすごくいい習慣だなと思います。
私もいつからか、ものすごくイライラする出来事があった時や、良くも悪くも心が乱されるような出来事があった場合、とりあえず文字にするようにしています。起こった事実とその時自分が思ったことを書いておく。振り返って何かを書く時の材料になるかも、と考えているところもあるけれど、書くことでその出来事を客観的に見られるようになって心も落ち着くし、ごちゃごちゃになっていた頭の中が整理整頓されるので、おすすめです。

そして最近、たまたま見かけた、可愛い単語帳みたいなメモ帳を買いました。
何に使おうかなー、と考えあぐねいていたところ。
枚数がそんなに多くなくて、84枚。1枚に1つ、死ぬまでに見たいもの、行きたいところ、やりたいことを書いたら、1年に2つずつくらい達成すれば死ぬまでには全部終わるかな、などとぼんやり思い。
すぐにできそうなこと、すぐにはできなそうなこと、頑張らないとできなそうなこと、少し頑張ればできそうなことを織り交ぜて。
たとえば、「能を観に行く」「アラスカでオーロラを見る」「運転免許を取得する」「『失われた時を求めて』を読破する」とか。
まだ10枚くらいしか書いていないのですが、達成したら1枚ずつ切って行こうと思っています。とりあえず、思いついたらどんどん書いて行こうかと。

「司の死ぬまでにしたい84のこと」。
日々リストを作ってます。
単語帳の用紙が全部なくなる時、私は何歳になっているんだろう?そこまで生きているんだろうか?
完全にただの真似事ですが、ちょっと楽しいです、これ。

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