三度の飯より寿司がすき volume42

『2021年師走①』

去年に引き続きコロナウィルスの影響による新しい生活様式とやらが続いた2021年も、気づけばあっという間に12月です。
この一年、一体私は何をしていたのだろうか、と振り返ってみます。
コラムもほとんど更新せず、感染を恐れておおっぴらに遊び歩くこともせず、日々変わっていく社会情勢をラジオを片耳に情報としては取り入れつつも、志を持って何かを成し遂げた!という事も無く、ただひたすらに切れ目なく社畜として働いていたが評価もされず昇級も昇給もしない、一言で表すならば、「報われない一年」でした。呆れるくらい仕事をしていました、といってもただの小間使いです。ただの調整係です。このような不平不満を、そもそも人の話を聞かない上司に訴えたところで、糠に釘です。
この一年で得たものといえば全方向からの多大なストレスくらいでしょうか。
「お給料は我慢料」とおっしゃる方もいますが、それにしては我慢料が安すぎた、そんな一年でございました。仕事って、本当に、「誰とやるか」がいちばん大事ですね。

先日友人に「今年これ買って良かった!」というものはあるか?と聞かれ、その時は即答できなかったのですが、家に帰ってよくよく考えてみると、ありました。
無印良品の洗濯ネットです。
以前は100均や300円ショップで調達していたのですが、10%オフセールの時に購入。サイズもいろいろあり基本数百円で、作りもしっかりしていてリバーシブル。何度洗濯してもへこたれない、他とは明らかに品質が違う、まさに良品でありました。

……ここまででお分かりかと思いますが、本当に地味な一年でした。

いや、他にも何かあるはずだ。
そうだ、今年始めてもう少しで完遂するものがあるではないか。
Netflix「フレンズ」鑑賞だ。
きっかけは友人宅で観た「フレンズ」の同窓会スペシャル。
ご存じない方に説明すると、1994年から2004年にかけてアメリカのNBCで放送されたテレビドラマです。いわゆるシットコム。ニューヨークが舞台で、男女6人の日常を描いたラブコメディ。1度ならず何度か通して観ているのでストーリーも全部知っているのですが、
久々に最初から観てみよう!と思い、今また絶賛鑑賞中なのです。
昔はなんとも思わなかったセリフ、そして登場人物の描き方が今見ると非常に90年代ぽい!「今これはアメリカではできないだろうな」という差別的な表現も出てきます。(日本はそのへん遅れてるから、こういうドラマまだやってそうですが……)
昨今なかなかお目にかかれないようなコンプラ的に完全アウトな言葉を使っているところも散見されます。そんな時代の移り変わりも感じられる、趣深いドラマです。

アメリカのシットコムって、3人男が出てくるとたいてい

① 頭が良い優等生キャラ(オタク気質でパッとしない場合も=フレンズの場合)
② イケメンで女にモテるが頭が悪い
③ モテないコメディアンキャラ

この3つに分けられる気がします。ちなみにフレンズでいうと、①がロス、②がジョーイで③がチャンドラー。昔からこの手のドラマでは②がお気に入りな私ですが、それは単純にイケメンだからという理由でした。しかしアラフォーになってあらためて見返してみて、②のジョーイがいちばん性格が良いことに気づいたのです。ただの遊び人かと思っていたら、情に厚いめちゃめちゃ良い男じゃないか、ジョーイ。10代の時は気づかなかったよ。
逆に、昔はなんとも思わなかったロスが実は子供っぽく陰湿で非常に性格が悪いことにも気づきました。(それなのに3回も結婚しているのが謎!)
年を重ねると視点も変わるものですね。

また、「えっ、こんな人が出てたの!」という発見も楽しみのひとつです。
レイチェル役のジェニファー・アニストンがブラッド・ピットの元妻なのは有名な話ですが、出てたんですよね~!フレンズに!!
撮影の様子を観客に公開しているので、有名人が出てきた時に起きる歓声もシットコムの醍醐味ですよね。テレビの前で私も思わず「おーっ!」と声を上げてしまいました。
ちなみにブラピは高校時代太っていてレイチェルにいじめられたことに恨みを持っている、今は痩せてイケメンになった先輩役として出演していました(笑)。

くっついたり離れたり結婚したり離婚したりと大忙しなフレンズの出演者たち。
30分未満という尺もちょうどいいんですよね。疲れて家に帰ってきて、お酒飲みながらなーんにも考えずにストレスなく観ることができて。
そろそろシーズン8が終わるところです。(シーズン10まであります)
私が今年中に成し遂げられるのは、フレンズを全部観ることくらいでしょうか。
あ!でも、ただぼーっと観ているわけではありませんよ。気になった英語を戻って調べて書き留めながら観ているので、一応英語の勉強にもなっている……はず!

そして、今年の目標は「生きる」だったので、おそらくこの目標も達成できそうな見込みです。

しかし私は12月中に、もう1本コラムを書きます!
とここに宣言しておきます!!

なので、みなさま良いお年を……ではないですよ。まだですよ!
年内にもう一度お目にかかりましょう!
それまでお風邪など召されぬよう。

かしこ。

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