随に(まにま-に)volume26

『健康が一番 !』

9月になりましたね。

例年であれば
夏が終わる〜 、、、と
寂しさばかりの時期です。

今年は、夏の過ごし方自体が一味違ったせいか
新鮮な体験も多く
夏の終わりの感情も例年と一味違う、今日この頃です。

皆さんは、何をして過ごされましたか ?

私は、volume24でもお話しさせていただいた、
8月に始めたホットヨガ三昧のひと月でした。

まず、習い始めて数回目でおきた失神体験があまりにも怖かったため
それが二度と起こらないよう、クラスの頭から飛ばして無理をすることがないように気をつけることを覚えました。

また、通っているスタジオには、ホットヨガの枠を超えた、筋肉を鍛えるエクササイズもあることを知り、後半はそれらを一通り体験してみようと、通い詰めました。

結果、8月の最終週はベッドから立ち上がれないほどの、筋肉痛にみまわれました。
今回はそのお話を。

最終週の水曜日、まず下半身を鍛えるクラスを受講。
その名も、「相撲ヨガ」
インストラクターの女性は、ヨガマットを「土俵」と呼び、
普段頻出する、太陽礼拝や安楽座のポーズ、猫のポーズといったワードの代わりに、
「腰割りの姿勢」「四股踏み」などの相撲ワード による進行。

「腰割りの姿勢」のキープとそこからの動作の組み合わせによるエクササイズでした。
その基本となる腰割りの姿勢は、肩幅二個分ほど足を開き、両つま先は外側に向かって45度開きます。
そこから踵から垂直の位置に膝が来るように、腰を降ろし、手を膝の上に置いて完成です。

そして、「四股踏み」は、お相撲さんが、試合前にしている一連の動作です。
両足を開いて、膝に手を添えた腰割りのポーズから、足を交互に高く上げ、力強く踏み落とす。

(蛇足ですが、もともとは醜(しこ)の字だったようです。「醜」という字は「みにくい」という意味ではなく、「たくましい」、「強く恐ろしい」、「頑丈なこと」などを表す意味であったとされます。そのため、神名などにも見られることがあるとのこと。
現在は、「四股」の字を当て字として用い、地を踏みしめる動作には、邪悪な霊を踏みしめ場を清める、もしくは、大地を目覚めさせて豊作を祈るといった、宗教的な所作です。)

言葉にすると、簡単そうな動作の繰り返しで、翌日の私はロボットのような動きをすることに。

私がぜいぜいと言いながら行うポーズを
クラスに響き渡る声とともの指導してくださるインストラクターのお姉さんたちを尊敬しているのですが、
この日、新たに芽生えた気持ちは「お相撲さん凄い」でした。

日本の国技として親しまれる相撲も、祖父が亡くなってから見ることはあまりなく、
見ても「はっきよ〜い、のこった」の声が聞こえるまでは、真剣にテレビを見ることはなかった気がします。
きっとこれからの私は、尊敬の眼差しで試合そのものよりもむしろ、四股踏みの動作を惚れ惚れと見ることでしょう。

実際、この「相撲ヨガ」とそのあと続く二日間のレッスンで
週末本当に丸一日寝て過ごすことになった私は、
ベットの上に携帯とパソコンを引き寄せて、ネットをして過ごしたのですが
YouTubeで検索して、美しい四股踏みを追求しました。笑

とまぁ、こんな感じで水曜のこのレッスン終わりから歩くだけでもしんどさを感じる下半身に。

翌日には、筋肉痛も訪れしんどさに加え、痛みも伴うので、さらにギクシャクした動きになりました。

ただ、こんなことになるなんて予想だにしていなかった、一週間前の私は、この下半身ギクシャク木曜日にも、ヨガの予約を入れていました。

腹筋を鍛えるヨガ。
その名も、「腹筋MAX」です。

動作の説明は割愛しますが、翌日金曜日の私は歩くだけで、ももの内側とお腹の内側が痛くて、神経質な面持ちで歩く人になっていたと思います。

歩くこと、声を出して笑うことに、人は腹筋を使っているのだな、痛みに堪えながらしみじみと感じ入りました。

そして、なんとか迎えた土曜日。
朝起きることすらままならず。。。
悲しいかな、筋肉痛の絶頂が翌日ではなく、二、三日後に来るお年頃に。
大げさではなく、上半身を起こすことに工夫と努力が必要で、
やっと起き上がっても歩くたびによろけ、壁づたいにお手洗いまで歩きました。

あぁ、今日予定入ってなくて本当によかった ! とベットに横たわりながら一日過ごしました。

土曜、丸一日をほぼベットの上で過ごしてなんとか少し回復した私は、寸前まで断りの連絡を入れようか迷ったものの、日曜に友人と予定していたレッスンにいくことにしました。

休日を私と使うことにしてくれた友人との予定であったことも大きな理由ではありましたが、
まだ動くたびに痛い腹筋を感じながら悩んで、行くことに決めたのは、
「二の腕と背中を鍛える」ヨガ、だったからです。
ももと腹筋、関係なさそうだしー。と甘くみてしまったのです…. !

まず、レッスンの冒頭で「ひぃっ!」と声をあげそうになったは、
インストラクターの方が「今日のレッスンはこの姿勢を基本に行っていきます」と、笑顔で足を大きく開いて、腰を降ろした時です。
そう、「腰割りの姿勢」です。二の腕関係ないじゃん !と悪態をつきそうになりました。

また、続く動作の中には、寝転がってするものの体をV字にしながら行ったり、体を捻ったり。
「人って歩くだけでも腹筋使うんだぁ」の状態だった私は、完全にノックアウト。

前日、ジムに行って下半身を鍛えたという友人も私と同じく、生まれたての子鹿のように歩くのままならない、ぷるぷる震える人間に。

友人と、お年寄りってこんな感じなのかな。
これから親の動作がゆっくりになっていっても、今日のこと思い出したら、理解して優しくなれるね。
なんて話しながら帰宅しました。

コロナの中、健康についていつもより意識すことも多い中ですが、
改めて、「健康が一番 !」と感じた夏の終わりでした。

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