パリのマダムの・・・ volume107

『パリ・アート散策  4』

王家の財宝の歴史を辿るごとく、今回はSèvres – Manufacture et Musée nationauxセーブル陶磁器美術館へ。
https://www.sevresciteceramique.fr/en/manufactory/an-exceptional-manufactory.html
 
 
前回のゴブラン織ギャラリーでの特別展のチケットで入場無料な上に、自宅からトラム1本乗り換えなしで訪れることができました!

トラムといえば…、今やフランスもSuicaやPASMOのような交通系ICカード(スマートフォンのアプリも)が普及しています。
私が使っているICカードはメトロやバスなど複数の種類の「チケット(切符・乗車券)」をチャージできるのですが、昨年購入していたチケットの残りが3枚になったところで追加チャージをしようと窓口に行くと、「使い切らないと購入できません」と。
残り(残数だったり、残金だったり)がゼロにならないとチャージできないなんて、日本ではあまり聞かないような気がします。少し不安にもなりますよね。

仕方がないので使い切ってからすぐに窓口に行くと、先日とは別の係員が
「ああ、使い切らないと購入できなかったのは、あなたのカードにチャージされていたチケットが、購入した時期の料金体系になっていたからですよ(フランスはインフラ計算で年初に値上げ)。そして、使い切ってから4時間経過しないと新しい購入ができないようになっているので、今日もこのタイミングではチャージできません。」!!!

翌日出がけに窓口に行くと、メトロのチケットは1枚2€、バスは2.5€というので、それぞれ10枚ずつ購入(チャージ)しました。
以前は1カルネ(10チケット)で割引があったのですが、今や特典無し。
イル・ド・フランス全域一律、一駅だけの乗車でも、空港や郊外などへの長距離移動でも同じチケット1枚。近場はお得感がない……トラムはバスと同料金で、1時間半以内なら目的地までの乗り継ぎは無料です。


ご参考 https://www.ratp.fr/en/titres-et-tarifs/ticket-bus-tram

今回はセーブル陶磁器美術館創立200周年記念の特別展が昨年10月11日から6月23日まで開催されている中、約30年ぶり2度目の訪問となりました。古代ギリシャ、中世ルネッサンス期から現代まで、古今東西5万点も展示された館内は広く、大変見応えがありました。

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