パリのマダムの・・・ volume102
『久々のパリで……』 (前編)
メインはカンヌで過ごしているが
年に数回、パリに上京?!
4月中旬に、久しぶりにパリへ行った時の話。
パリのアパルトマンに着いて真っ先にするのは
ありとあらゆる蛇口を開けて水を出しっぱなしにすること。
しばらく使っていないと、トイレやシャワーの排水管が臭うことも。
ただ、それ以上に、水が停滞していると、レジオネラ菌が繁殖していることもあるので、この作業は必須なのです。
カンヌに戻っても、ソレは同じ。
行ったり来たり、アチコチで同じことをしています。
次に、アパルトマンの掃除。
家を留守にする時も、掃除をして出かけるのですが
次に来ると、さすがに埃がたまっています。
窓も、特に大通りに面した側は、雨風の影響も受けて汚れが目立つので
気になって仕方がない。
3m近くある高い窓なので、脚立に昇って掃除をしなければならず
「あぶないから窓の掃除はするな」
と夫には言われているのですが
「言うと怒られるなら黙ってすれば……」
と娘に入れ知恵され、無言実行(笑)
せっせと掃除をしています。
一通り作業を終えると、友人達に連絡を入れて
お出かけスケジュールを作ります。
今回のパリ上京では
思いがけず、シンガポール在住以来の日本人の友人とパリ南部14区にあるモンスリ公園でお花見をしました。
この公園は、近くに、
Cité Internationale Universitaire de Paris(国際大学都市)という、高等教育機関で学ぶ、(主に)留学生の為の学生寮群があるので
そのせいなのか、様々な国の若者とおぼしき学生たちも集っていてとても国際色豊かな景色でした。
普段は彼女のお散歩コースというこの公園で
彼女はお花見も経験済み。
対して私は、パリの公園でお花見なんて初めて!
御団子をイメージして買ってきてくれたの?
って思う、真ん丸な形のケーキや
果物などをもってきてくれた彼女に対して
私は家にあった(日本から持ち帰った) “柿ピー”とお水だけをもって出かけてしまい
お花見IQの低さを露呈…
恥ずかしかったぁ
絶好のお花見日よりのこの日
小学生くらいの子ども達も大はしゃぎで走り回っていて
木を揺らして桜吹雪が舞い散り……
カモが近くまできてくれたり
なんとも素敵な午後を過ごしました。
【ご参考:https://www.paris.fr/lieux/parc-montsouris-1810
https://www.ciup.fr/en/】
公園でのお花見、というと、日本では…
どうしても上野公園や井の頭公園の、アノ様子を思い描いてしまうのですが
それとはあまりにかけ離れたパリでのオシャレなお花見
桜の木の下で
ポジティブカルチャーショックを受けた瞬間でした。