パリのマダムの・・・ volume101

『キッチン用品でハイになる その2』

前回の続き
今度はオックスフォードで買ったキッチン用品のお話から。

オックスフォードは学生の街。
娘がマスターコースに在学していた時
オックスフォードの学生証があると1割引になるキッチン用品屋さんがあったので
娘の学生証の御世話になって購入したキッチン雑貨の数々をご紹介します。

先ずはコチラ
『木製ピンセット』
私は専ら、焼いたパンを取り出すときに使っています。
日本で食べられている食パンの様な形ならともかく
フランスパンなど、サイズが小さい熱々のパンを
トースターから取り出すのって結構大変なので、これがとても重宝しています。
 

続いてコチラ
玉ねぎやレモンなど、半分に切った残りを保存するとき、これで蓋をします。
写真のように、真ん中の芯の部分に入る突起があるのです。
見た目が可愛い、必需品ではないけど、ちょっと可愛い、そして楽しい的な……
 

続いてコチラ
不思議な形のレモンを絞る道具。
真ん中の芯にレモンの半切りをくるくる回転させます。
搾り汁は、ご覧のような穴から流れ、そこにタネだけが残ります。

 
オックスフォード編に続いて、フランスで購入したり頂いたりして
ハイな気分になったモノたち。

私は料理にオリーブオイルをよく使うのですが
フランスで普通ぅ~に売っているオリーブオイルは
開口部に難がある場合が……
開口部の仕様がよろしくなく、ドバっと一気に出てしまって大惨事
ということが起きるのです。
そういったトラブル回避に、栓を別途購入して対応するということをします。
瓶口はコルク栓で、開口部を拡大すると、小さな開口栓があり
オイルが一気に出るのを防いでくれます。
これだと、テーブルオイルとして使う時にも重宝します。

また、メーカーさんによっては
別売りでこういうものを買わなくても、ドボドボと流れ出ないよう
プラスチックの補助パーツを付けてくれているモノもあります。
それなら、最初から瓶の口にこのパーツを付けて売ればいいのに
と思うのは、私は日本人ってことのようです(笑)右はシチリア産のオイルですが
ほとんど開いてないように見えるでしょう
これが優れもの!
最初はほんの少量しか出ないのですが
傾けっぱなしにすると、段階的に出るボリュームが増えるのです。 
これはスペイン製ですが
メタルの蓋を取ると
中からプラスティック製の先端部が飛び出すようになっています。

ちなみに、各種、瓶の開口部には標準規定がないので困る
という状況への対応としてこんなものもあります。
なんだか、可愛いでしょ?

国を変え、街を変えて住んだり訪れたりすると
日常生活品に楽しい発見があります。
特に、キッチン用品は
その土地で暮らす人々がどんな料理をするのかがわかり
どういうものを便利と感じ
どういうものに心を奪われるのか
などもわかり、とても興味深い。

そんな中、改めて思うのは
価格と工夫で、日本の雑貨に敵う物なし!
ですね。

細やかな工夫のされたモノがたくさん
とてもお安く買える

安全神話や環境問題を語って
製品の素材に拘りはじめたら
それはそれでキリの無いことなのだが
だとしても、日本には、安全で安心な優れものが多いと
海外で暮らせば暮らすほど、そう感じます。

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