女が喋りで何が悪い! volume9

『価値観』

最近とても腹立たしくそして悲しい事がありました。
それは奈良に行っていた時に起こりました。ちょうど5月で奈良は季節もよく、修学旅行生や国内外の観光客であふれていました。
年に一度、行くか行かないかの奈良ですが、行くたびに本当に観光客が増えています。
ちょっと良かったねって大阪人は思っています。
(京都に負けんと頑張れーっ)て、奈良のこと、応援しています。
ここまで奈良の観光客が増えた理由の一つとして、奈良にいてる神様の使いの鹿たちが奈良の観光に大きく貢献している貢献者だからだと私は思っています。
以前奈良行きの電車に乗っている時に外国の方に
「奈良公園に鹿を見に行きたいけど駅はどこで降りたらいいか」
と聞かれた事があります。
その時の彼らは、鹿が街に放し飼いでいてる事も無料で触れ合える事も、餌をあげる事ができるのも全てファンタスティックと言っていました。そうだと思います。年に一度くらいですが、行くたんびに鹿を見て胸はワクワクしますし、写真いっぱい取ります。
さて、その鹿が鹿せんべい以外の食べ物や、食べ物以外の物を口にしている事を見かける事がありました。食べ物が入っていたビニール袋を食べようとして私は慌てて鹿の口からそれを引っ張り出したのは去年の出来事です。今年はプラスチックのようなものに入ってる名札をずっと食べているところに遭遇しました。場所は東大寺の参道です。たくさん人がいる中、誰も鹿が
それを食べているのに取ろうとしていません。私はびっくりして鹿からその名札を口から引っ張り出します。けど鹿は食べ物と思っている名札を奪われると思ってなかなか話してくれません。
大きな大人の鹿に一人で挑むのはもちろん恐怖も伴います。
ですがこれを食べる事によってこの鹿が死んでしまう方が嫌です。
しばらく、鹿と押し問答を繰り広げていたところ欧米の観光客の男性が一緒に手伝ってくれて
鹿から名札を取ってくれました。きっと彼は私が私の名札を鹿に取られたと思っていたでしょう。
お礼を伝えその名札を参道のサイドにある出店の方に捨ててもらおうとしたその時です。
日本人の女性が私に近づき「ありがとうございます」といって私から名札を奪っていきました。
一瞬の出来事でした。そして彼女が発した言葉は「ベタベタに汚れて汚い、さいあく」でした。
呆気にとられた私は去っていく彼女に言葉をかけるのも忘れていました。
けれど、その後に怒りがふつふつと沸いてきました。
心の中で私は「ちょっと待って待って、どういう事?今これを私から持っていったってことは
ずっと私が鹿からこの名札を取り上げようとしていたのを助けもせず見ていたという事?
そしてもしこの名札を私が鹿から取り上げなければ死んでしまったかもしれないのに、
名札ベタベタで汚いなんてどの口が言っているの?そもそも何の名札なのか知らないけれど
落としたのは自分の不注意でしょ?」もー、頭の中は大パニックです。意味がわからない。
腹が立つ、腹がたつ、腹がたつ、腹がたつ!
瞬時にその事を彼女に伝えれなかった自分にも腹がたつ!そして悔しい。
ベタベタなんて洗えばすむでしょ、この鹿殺し!!!くらいな事言いたかった。
言い過ぎかもしれないけど。でもそうなった可能性はあります。
そして、なぜ私が1人で鹿から一生懸命名札を取ってる時に手伝ってくれないの?
私が逆の立場ならもちろん手伝います。そもそも私はほったらかしにしませんが。
でも人間のほんの小さな不注意で事実鹿たちは亡くなっています。
私がこの体験してすぐに南大門近くで衰弱していて翌日亡くなった鹿のお腹の中からポリ袋のようなものが3.2キロも見つかったと報道を見ました。悲しいニュースです。
ここ最近亡くなった鹿たちのお腹の中からポリ袋が多数見つかっているそうです。
人間たちの無頓着な事で安易な気持ちで鹿が死んでしまう事になる事もっと意識してほしいです。
特に外国の方よりも日本人の私達からきちんとしていかなくてはダメなんじゃないのかと。
そして海外の観光客を注意できるようになって欲しい。
これは私の偏見なのかもしれませんが欧米人よりも日本人をふくめですがアジア人の方が
鹿に対応している時意地悪な感じします。
鹿せんべいのやり方とか、写真を撮りたくて鹿を無理矢理動かしたり。
モラルの問題なのかもしれないですがこういう行為は見るのは不愉快です。
この奈良の鹿たちは神様の使いなのよ!もっと勉強してから鹿たちと触れ合うようにして欲しい。
そして生き物との接し方をきちんと勉強して欲しい。
今後こんな事があれば今のようなファンタスティックな奈良の素敵な事を存続していくのは
難しくなるのではないのかとまで思ってしまします。
そんな事になれば奈良の観光にも大打撃だと思います。たまにしか来ない私が言うのもなんですが
奈良の皆様でボランティアを募って鹿たちを守って欲しい。
意地悪な観光客には毅然と注意して欲しいし、
鹿たちが間違えて食べてしまわないように落ちているゴミを拾って欲しい。
けれど、根本は先ほども書きましたがモラルです。
子供でもない、大人が恥ずかしい行為しないで欲しい。そして私は今度はきちんと注意できるようになっていたいです。

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