占い、はじめました

⑪スピリチュアル占い【2020年9月】

風がもう秋ですね。やっと涼しくなってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ここ半年間、占いに行くのを躊躇しておりましたがようやく行ってまいりました。
スピリチュアル、霊感・ヒーリングを極めた先生がおられるという都内某所です。

階段を3階まで上がると、手前から奥へ小部屋が3つ。2部屋のみ稼働しているようで電気がついておりました。「すみません、予約していないのですが・・・」と声をかけると、好きな方へお越しくださいとのこと。
奥を覗いてみると、仙人のような翁が佇んでおります。
説教されそうな感じがするので遠慮しておきましょう。
踵を返し、手前の小部屋におられた女性占い師さんにお願いすることにしました。

部屋に入る前にアルコール消毒をし、失礼いたします。
ビニールカーテンが先生と私の間に吊られております。コロナ対策もばっちりです。
他にお客さんもいなかったので、部屋のドアを少し開けたままにしておきます。
20分のタイマーをセットして、スタートです。

「お名前だけ書いてください、ふりがなもお願いします。」
霊媒をやっているという先生。スピリチュアル系は初めてなので、ちょっと緊張します。
何について占ってほしいかを聞かれましたので答えます。

① 映像の仕事をこのまま続けていくべきか。
② いつか海外で生活をしたいと思っているが、できるか。
③ 恋愛と結婚について。

上記3つを要約せずにつらつらと話していると、先生は目を瞑ったまま、左手首をふりふりしています。何かと交信している模様です。

「今くらいの仕事のやり方、ちょうどバランスがいいんですって。映像の方はすごく向いてますって。それは続けていいです、特にやめる必要はないって。」

先生自身の言葉ではなく、どなたかに聞いた答えを伝えてくれている感じです。

「海外、どこに住みたいとかありますか?」

ドイツのベルリンに住みたいというのはあるんです、ずっと。

先生、ここでまた目を閉じて手首をふりふり。しばし沈黙です。

「過去世さんの思い残しなんだよね。そこで過ごしてきた過去世さんがいらっしゃって。」

かこせ??さん??

「前世っていったらわかりますかね。司さんが日本で、お父さんとお母さんの間に日本人女性として生まれたということは、ハイヤーセルフ(高次元に存在する自分・過去世のすべてを記憶している存在)って言い方するんですけど、本魂さん(今回の人生で生きることのテーマや意味をわかっている自分自身の部分)が決めたことなんです。司さんは今回初めて人間として生まれてきたわけではなくて、それこそ何百回も再生を繰り返しているんです。人は、やり残したこと、本当はこれをやらなきゃいけなかったのにできなかった、っていうことを次に持ち越すんですよ。それもあって、今回司さんは日本に女性として生まれているんです。」

おっしゃっていることがよく理解できませんので、録音している音声を後でもう一度聞こうと思っています、とは口には出しません。理解しているような表情をしてみます。

「思い残しというか、あの時代と同じように楽しい思いをしたいっていうのが過去世さんに残っていて、そこが司さんとリンクするとベルリンやドイツに行きたいって思うんです。」

その、私の過去世さん(前世)とは一体何者だったのでしょうか?

「ドイツの貴族、皇族のような、位の高い方ですね。何でも自分の思い通りにできて、使用人とか町民は自分に仕えさせて生かしてあげているんだ、っていう感覚。だから、仕えていた人にとってはすごく嫌な奴。過去世さんの思いってオーラに出てくるので、司さんがドイツに行ったら、使用人にもわかってしまう。あの時のあの嫌な奴が来たぞ、って感じで嫌がらせをしにくる。なので嫌なことが起きますよ、って。」

その貴族とやらは、男性ですか?

「男性ですね。イケメンで、いろんな女性から求愛されていた。家のために決まっている婚約者がいたけど、遊び人でたくさんの女性を泣かせていた。でも自分は楽しかったんですって。」

ドイツのイケメン貴族(笑)!

「ドイツに行くと、懐かしいな、とか、帰ってきたって感じがするから行きたいって思うんだけど、住まない方がいいですね。本魂さんとしての生き方としては、日本で自分のやるべきことをやってほしいんですって。移住は考えない方がいいって。」

海外はどこにも行かない方がいいってことですか?

「うん。1か月とか、半年だけとか、短期なら行ってみてもいいけど、それで結構、気が済むんじゃないのって。」

まあ、今は行けないですけどね。

「日本の良さを頭ではわかっているけど、この国に住んでいて良かったって思わないのは逃避なんですって。ここじゃないどこかに違う幸せを求めている。自分がどこにいても自分の生き方をしっかりする主体があればどこに行きたいっていうのもまずなくなってきます。違う場所を求めてしまうのは自由にできないはがゆさというか、引き止められてないのに誰かに引き止められてる感が出ちゃってるんですね。ここじゃないどこかに行きたい、っていう願望があるのかな?」

ずっとありますね。特に今は、仕事の環境もあって。本当に女性が働きづらい業界なので。少しはマシになってきましたけど、まだまだですね。
高校の時も大学の時も、望めば留学できたはずなんですよ。でもなんか、引き止められてる感じゃないんですけど、私がここに1年間いないことで何かこっちで楽しいことが起こったら嫌だな、って思って行動できなかった(笑)。別に何も起こらないんですけど(笑)。なんか、年単位の長期では行かなかったんですよね。それは後悔していて。

「行かなくていいのに、っていう本魂さんの思いが司さんを引き止めてきたのかもしれない。女性が生きづらい環境にいざるを得ない今の状況っていうのは、自分自身が前世で男尊女卑の行為をたくさんしてきたからこそ、そこに対する嫌悪感をぬぐうためにわざわざそこにいるんですって。」

ドイツのイケメン貴族の悪行が原因だと?

「そうですね。可愛ければ使用人にも手を出していました。女性の都合はおかまいなしで。
自分が自由にしてきた分、従わざるを得ない側にいた苦しみを学びなさいっていうのが今返ってきているんです。」

それが世に言うカルマ(業)というやつですか・・・!!

「嫌だな、と思うこともたくさんあると思うんですけど、自分の過去世もそういうことをしてきたんだ、すみません、って自分を顧みていくと過去世さんが反省するので、気にならなくなってきます。
今自分が置かれている環境っていうのはすべて学びのためにあるんです。魂自身がいろいろ学んでいくためにいろんなことを見せてくれている。目の前に起こることは全部必然です。何をされたらどういう感情が出てくるのか、に気づくと中の人が反省して、学びが終わり、かえっていく。同じ環境で生きていても、人から言われることや見ている景色も変わっていく。学びが終われば、自然と今の仕事じゃないところに行こうかなって思うようになり、そちらの道がつながっていく。守護霊さんが用意してくれます。」

うぬぬ・・・。前世の反省を現世の自分がする、というのがどうにも解せないのですが、その思いは今は心に秘めておきます。

「書く仕事で自分自身を出していくこと、を広げながら、そこで吐き出しながら、でも自分を反省することも顧みてほしい。だから映像制作のほう、まだそこにはいてほしいんですって。自分の中で咀嚼して落とし込んでいくともっと世界が広がる。とにかく目の前に起きていることを、自分がどう感じるかっていう、自分の中に意識を向けてみて、っておっしゃってますね。」

それは、どなたがおっしゃっているのでしょうか?

「司さんの守護霊です。守護霊は1人じゃないんですけど。ご先祖様でもあり、魂の方の前世、両方が一緒になっていることがほとんど。
また、生まれる前からついていて、サポートしてくれて肉体から離れた時もエスコートしてくれる、ずっとついているチェンジしない守護霊さんっていうのがいらっしゃるんですけど、かなり虐げられてきた方ですね。根性はすごいし、どこでも命さえあればやっていけるんだよ、っていう人がついていますね。卑下されても屈せず、淡々と力をつけてまわりに認められる力を司さんは持っているので、もっと今の場所でアグレッシブな気持ちになってほしいって守護霊が言ってます。・・・納得できました?」

(アラーム音)

恋愛までたどりつかなかった(笑)!

「20分って短いですよね(笑)。恋愛はいまのところの主体がちゃんとしてから。司さんはしっかりしているんだけど、どこかちょっと人に流されたり、流されたい自分もいる。流されてもうまくいかないので、土台がしっかりしてからの恋愛ですね。
結婚はしてもいいけど、望んでするもんでもないって。結婚して子供産む、主婦業は前世でやっているので、今生で同じことを繰り返さなくてもいいって。恋愛はしてほしいけど。」

なんと!守護霊さんてばそんなハッキリと!

「過去世の同じ道ではなくて、やったことないところをやっていくというのが私たちの使命。家庭をもつよりは恋愛をして学びながら自分の人生を生きていくっていうのが大事だと言っていますよ。」

これまでの占いと角度が違いすぎて理解するのに時間がかかりましたが、今日言われたことをもう一度あらためて咀嚼してみます。ありがとうございました!!

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