占い、はじめました

① 手相占い【2019年11月】

「司さんは今年よりも来年からの運気がぐっと良くなりますよ。去年と今年が世にいう天中殺とか大殺界というやつです、戌亥が出る人なんですね、あなた。来年は子年になるのでそこを抜けて良い方に傾くでしょう。」

―――えっと、先生。ここ手相ですよね?

「あっ、はい、そうですよ。これから手相見ますよ。でもちょっと星も見たかったので。」

―――出された紙に生年月日と名前を書いただけなのに。
言われたことしかやらない社会人が多い今日の日本において、なんていい仕事をする先生なのだ。
というわけで、本日、司は手相占いにやってきました。

「右手は今のあなたを作っていっている手相、そして左は持って生まれたもの。あなたの左右の手相はなんとなく似ていますね。」

―――他人の手相を知らないので「そうなんですね」としか言えませんが、口には出しません。

「感情線が2重になってるわね、左右ともに。ちょっと変わってる、不思議な感覚の持ち主ですね。みんなと同じが嫌で、みんなが見落としているようなことに目がいく人。そこからいいものを見つけてくる人です。」

―――みんなと同じが良い人なんているんですかね、と思いますが口には出しません。
・・・私の心の中、こう書いてみると占いを全く信じない嫌な奴みたいですね。決してそういうわけではないので、ちょっと副音声オフりますね。
以下、私の手相占いの結果をまとめてみました。途中文章が荒れることも予想されますが、あらかじめご了承ください。

感情線=小指の下あたりから手のひらを横断するように出ている線

【感情線・左】
2重になっているちょっと変わった感覚の持ち主。
まっすぐ直線冷静。第3者的に物事を見る人。
【感情線・右】
2重になっている人と同じが嫌。みんなが見落とすようなところからいいものを見つける才能あり。ものを作り出すのが上手。
カーブを描きながら上がっている感情が少し出てきている。

(考察)
左はまっすぐ、右手は上がっている昔は冷静沈着だったが今は少し感情を出せるようになってきている。

頭脳線=親指と人差し指の間から横に伸びている線

【頭脳線・左】
かなり下の方まで下がっている想像の世界で生きている人。
【頭脳線・右】
左手ほど下までは下がっていない現実の世界を見ている人。

(考察)
昔は精神的に想像の世界に向かおうとしていたところがかなりあったが、今は現実的になってきている。想像と現実の中間くらいで生きている。

生命線=親指と人差し指の間から手首の方に下へ伸びている線

【生命線・左右】
生命線の中から横に流れて出てくる線ストレス線が多い。みんな出ているものですが、私ははっきり出過ぎらしい。しかも左右くっきり、そして多すぎるらしい。

(考察)
仕事や人間関係だけでない、私を苦しめるありとあらゆるこの世の中にあふれるストレス!が、ありすぎるってよ!!!当たってるよ!!!

ここまでの途中考察
最初に先生が私の手を見てすぐ気になったのが、生命線の中に潜む非常に多すぎるストレス線とのこと。昔は若くて気にならなかったことが、今は「うぬぬ許せぬ・・・!」レベルと感じることも多い。仕事や人間関係もそうですが、この日本社会に生きていることで日々受けるストレスが20代の頃よりも激増している。

―――ではこのストレスをなくすには、どうすればよいのでしょうか?

「あなたがストレス解消できるのって、夢の世界に自分を送ることなの。非現実世界に身を置くことで緩和されるでしょう。」

―――それ、もうやっています、先生。一時的に解消はできても根本的な問題解決には至らないということですね・・・と思っても口には出しません。
海外旅行が好きなのも、小説や漫画や映画、なんなら夜寝ていて夢を見ている時間も大好きな私は、いつもここではないどこかを探しているのです。現実以外の場所を。
ここまで、ほぼ当たっております。
では、続きです。

運命線=手首の方から中指の付け根にむかって伸びている縦の線

【運命線・左】
感情線とぶつかるあたりにひし形の輪っかができている悩みの中にいる
【運命線・右】
途中で二股に分かれている33歳くらいの時に転機があったのでは?
そのさらに先に横線障害線が入っている転機の先に何か障害があったのでは?

(考察)
33歳前後で転機がきて、その後何か障害があったはず。その後も障害線と呼ばれる横線がいくつか入っているが、今くらいでちょうど終わっているから、ここからだいぶ生きていくのが楽になるはず。―――ここからはわからないけど、これまでは当たっとるがな(涙)!!!

―――先生、今後の恋愛&結婚についても見ていただきたいのですが・・・。

「では、右手の甲を見せて下さい。机の上に置いてみて。」

―――えっと、先生。手の甲ですか・・・?と疑問に思いますが口には出しません。

「なるほど。あなた束縛されるの、嫌いでしょう。」

―――はい。大嫌いですが、なぜそれを?!

「中指が自分、人差し指が親、薬指が彼なの。あなたの指の置き方を見ると、人差し指が中指の方を向いてべったりくっついていて、中指と薬指の間には距離があるでしょう。中指が薬指の方を向いてはいるので、彼にはそばにいてほしいけど、それぞれを尊重して基本的にはそれぞれでやっていきたい。自分自身は束縛されずに自由でいたいのね。そして親はまだあなたのことが心配みたい。あなたも今どっちをとるかと言われたら親をとるでしょうね。それも理解してくれて、お互いを尊重していける人であれば、結婚もいいのでは。」

複数回頷く私。

「結婚すると男の人って何でもしてもらえると思っちゃうじゃない?」

―――わー。なんか一般的な人の会話みたいだぞ。テンプレきたー!と思いながら、そうですよね~、と返す私。先生、私そういう男、選ばないですからキリッ

「あなたは自分の自由を大事にする人だから、それを尊重してくれる人がいいわよ。」

―――本当に、おっしゃる通りです。先生、ありがとうございました。

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