占い、はじめました

~序章~

占いが好きです。
いつから好きなのだろう、と思って振り返ってみると、おそらく小学生の時からではないかと思います。おこづかい500円の中から380円を支払って、小2の時から少女漫画誌『りぼん』を買っていた私。発売日は毎月3日でした。待ち遠しかったなあ・・・(遠い目)。
近所に書店より1日早く発売するクリーニング店(なぜ)があるという情報を聞きつけ、チャリを飛ばしたものですよ。買ったその日に速攻で読み終わってしまったりぼん。あとは紙製の付録を作成したり、好きなキャラクターを模写したり、お気に入りの連載を何度も何度も読み返したりして次号を待つのです。あの頃は1ヵ月が本当に長かった。毎月毎月、何かを楽しみに待つということって、大人になるともはやないですよね・・・(はるか遠い目)。

少女雑誌には必ずと言っていいほど、占いが掲載されています。
りぼんで巻末の占いを担当されていたのは、妖精がみえるというエミール・シェラザード先生。ペンネームという存在を知らなかったその頃の私は、人の名前はすべて本名だと思っていましたので、きっとイギリスやおフランスの、緑に囲まれた白い一軒家に住んでいる西洋の方なのだろうと勝手に想像しておりました。
後に知りましたが日本人でした。
そもそも占い自体、少年誌にはあるのかな。きっとないよね、「少年ジャンプ」とかには。そりゃ「女って、占いとか好きだよな~」ってなるよね。だって小さい頃から刷り込まれているんだもの。年齢によって読む雑誌は変わっていくけれど、少女漫画誌、ティーン向けファッション誌、女性向け情報誌と、段階を経てもなおありとあらゆる雑誌の巻末には占いがついているんだもの。そりゃ「女って、占いとか好きだよな~」ってなるよね。(※以下、繰り返し)

ところで「占い」と一口に言っても、たくさんの種類がありますよね。
ふと、疑問に思ったことがあります。

「異なる種類の占いでも、同じ人間が占われると同じような結果になるのか?」

というわけで、今月から新たな連載を始めることになりました。
巷にあふれるありとあらゆる占い。四柱推命、占星術、姓名判断、九星気学。算命学、手相、人相、タロット、ルーン、五行、方位、オーラ、数秘術、易経、水晶などなど・・・。毎月どれか1つの占いに行き、その結果をリポートすることになりました。
とりあえず2019年11月から1年間、しばしおつきあいいただけますと幸いです。

第一弾として私が選んだのは、都内某所にある「オーラ診断」なるもの。学生の頃からずっとずーっと気になっていたところで、特殊な写真撮影をすることにより自分のオーラが何色なのかが判明。その色によってその人の性格や傾向なんかがわかるというものです。
早速足を運んでみました。
しかしその店が見当たりませんでした。
数年前まではたしかにあったと記憶しているのですが、見当たらないのです。
あきらめて帰るわけにもいかず、急遽近くにあった創業25年という占いの館にかけこみました。
というわけで、第一弾は「手相」でいくことにしました。臨機応変。
オーラ診断については少し調査し、また次回以降にトライしたいと思います。

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