占い、はじめました

④オーラ診断【2020年2月】

ずっと気になっていたオーラ診断へ、とうとう行ってきました。
パワーストーンやアクセサリー、ファンシーすぎる小物や不思議な洋服が所狭しと並んでいるお店の一角。予約の時間より少し早く来てしまったため、担当者は不在。「もうすぐ戻ってくるからこれ読んで待っててね」と店主。料金表や週刊誌の切り抜き、この有名人もここに通っています!などの宣伝、カラーごとの説明。パラパラとめくっていると担当の女性が戻ってきました。

証明写真を撮るような大がかりな機械に入れられることを想像していたのですが、全く違いました。ドライブレコーダーのような小さなカメラで、まず顔を撮影。その後オーラ診断の機械に左手を乗せます。ちょうど手を広げたくらいの大きさの、マッサージ器のような趣です。指を置く場所に、パンクロッカーの革ジャンの鋲のような金属(尖ってはおらず丸みを帯びている)が点在しています。金属に沿って指を開き、手のひらを置く。先生が「よし」というまで動かずに待ちます。

オーラ撮影が終わったようです。
この機械は100万円以上するんですよ、と店主。へぇ~そうですか。などと世間話をしながら先生の声を待ちます。企業に赴き200人以上の診断をしたことがあるんですよ、と店主。すごいな、その1日で元とれたんじゃないですか、という言葉を飲み込み、先生に質問をします。

これって電磁波を読み取る、みたいなものなんですか?

「脳からの電気信号を読み取って、色でデータ化しているんです。心電図も同じ仕組みなんですよ。カメラはただ写真をとるだけで、今手のひらを置いたこちらの機械からのデータをもとに示したオーラの色を、写真に合成しているんです。」

私のオーラは何色なんでしょうか?

「オレンジですね」

オレンジですか!
・・・と、言いますと?

「体の中心がオレンジです。ひとつのことにこだわって取り組むと伸びるタイプですね。チャレンジ精神も旺盛な方です。実は今、この機械に手を触れてもらっている間、色の変化が結構ありました。定まらない感じというか。なので、司さんは今自分が何になろうか見定めている時期なのではないでしょうか。」

う~ん、どうでしょう。そもそもオレンジって、どういう意味があるんですか?

「情熱とか。エネルギッシュで、やるぞ!っていう感じの色です。冒険心があって、バリバリ仕事する方にもオレンジが出たりします。」

へぇ~。

「中心はオレンジなんですが、そのまわり、左右に青が出ています。これは、いろんなことをやりたい、そしてそれを楽しみたいと頭の中では考えているんだけど、自分の中で束縛や壁を感じているということ。青って、愛情の色なんです。人をサポートしたり、子育てや介護をしている人にも青が出てくるんですよ。何かをやりたいけどちょっと今思うようにやれていない状態だったりしませんか?壁を感じている気持ちとか。」

やりたいことは少しずつやっているんですが、他にもやらなければならないことがある、っていうのはあるかもしれません。子育てや介護とか、人をサポートしているとかはないです。

「ちょっとずつやっているけど、100%ではないって感じですかね。100%できるようになったら、このエネルギーバランスもまた変わっていくと思いますよ。」

オーラの色って変わるんですか?

「日によっても変わりますし、同じ日に撮っても変わりやすい方は変わりますね。誰かと話をしてそれに対して影響を受けてしまうと変わりますし。これは脳の運動神経を計る機械なので、外の影響によって思考が変わりやすい方には色の変化がわりとみられますね。もちろん何回撮っても変わらない人もいます。でもだいたいみなさん、仕事の日とお休みの日では色が違ったりしますね。仕事モードの自分って素の自分と違う色を出したりするので。」

どっちを信用すればいいんですか?

「こういう時には自分はこういう色を出すんだな、と思っていただければいいと思います。
自分はこういう時に黄色になるんだ、とか。3~4回撮ると、何色が多いとか、傾向も見えてきますよ。」

いい商売ですね、という言葉を飲み込みます。

「頭には黄色が出ていますね。楽しむとか自由になるとか、いろいろなことに興味があるときに黄色が出てくるので、司さんは今これをやりたい、という希望があるのではないでしょうか。足元にも黄色がみられるので、すでに始めている状態なのかな。」

そうですね。やりたことはたくさんありますね。

「ラッキーカラーをみていきましょうか。カラーホイールの陰陽バランスをみていくと、司さんの場合少し陰と陽が離れているので、自分のオーラカラーであるオレンジを身に着けることによって、今の自分のオーラを強化できますよ。逆に陰陽バランスがとれている場合は、自分のオーラの色がしっかり定まっている状態なので、自分にはない真逆の色を取り入れると生活の幅が広がります。」

取り急ぎ、オレンジの服を買います。

「身体と心と精神のバランスも良い感じなんですけど、自分のことを見つめる時間を持つようにすると、さらに良くなっていきますよ。自分の内面を出してあげると良いです。絵を描いたり文章にしたり、瞑想でもよいと思いますが、自分に合った方法で自分の内面を発散するイメージというか。あと、少し体を動かすといいですね。」

はい。なんだかお医者さんのようですね。

「ぱっと見た感じ、司さんは青とか緑のイメージがあったので、また変わるかもしれませんね。おそらくいろんな色を持っている方だと思いますので。」

青と緑ってどんな色なんですか?

「青は癒しの色、と言われています。愛情の色。人を見えないところでバックアップする、縁の下の力持ち。最初司さんを見た時、癒しのイメージがあったので。緑もそんな感じですね。」

恐縮です。

「オーラ診断をする時って、感情バロメーターが安定したときに計測ボタンを押すんですよ。心臓がドキドキしているときだと、揺れてしまって色もバラバラになってしまうんです。」

ここまで走ってきてゼエゼエ言いながら、さあお願いします!とかはダメなんですね。

「そうですね(笑)ちょっとやったことないですけど。」

紫は高貴な色というイメージがあるのですが、紫ってどんな人なんですか?

「スピリチュアルタイプというか、芸術肌ですね。白っていうのもあって、白を持っている方は真っ白なキャンバスと一緒で、環境によって色を染められやすいんです。白を基盤に持っている方は、何回撮っても色が定まらないっていうこともあります。」

白が出る人もいるんですか?

「います。でも、珍しいですね。・・・白が出る人は、見える方ですね。」

見える方・・・。
何がですか、とは聞かないでおきます。

「でも楽しみですね、今後。また何か方向が決まった時に色が定まったら、司さんは何色が出るでしょうね。」

また来いということですね。わかりました。先生、ありがとうございました!

診断終了後、30枚以上に及ぶオーラレポートをいただきました。
以下、診断結果の抜粋にて締めくくりたいと思います。
レポートによると、正確には私はオレンジではなくオレンジイエローとのことでした。
今回は占いというよりも診断なので、「近い未来あなたはこうなる」というような助言ではなく、どちらかというと「あなたはこういう人」的なことだと思うのですが、あらためてレポートを読んでみると全く当たっていない気がしてきました・・・(涙)!!!でも、とりあえずオレンジのものは身に着けてみようと思います!

オレンジイエロー
「創造性があり理論的・分析的で、確固たる基礎を作ってから目標を達成するために必要なものを手に入れていく人。珍しいことや不規則なことを好まず安全性を重視します。頼りがいがあり、信用でき、常に時間を守り(!)一般常識を持つ人。少しリラックスすることを学んだ方が良いでしょう。」

プラス面

知的、華やかな光、論理的、分析的、細かい、安全主義、正直、信頼・確実性

マイナス面

深い混乱、深い恐怖、見栄を張る、理屈っぽい、詳細にこだわりすぎる、完璧主義(!!)

《典型的な職業》
建築士、プログラマー、エンジニア、事務員、銀行員、
会計士、役員、研究者、科学者、医者(!!!)

一覧へ戻る