It’s a 笑 time!

Episode 16

ある朝、主人がまだ寝室で寝ていて
一人、コーヒーを飲みながらぼーっとTVを見ていると

ピンポーン!
と玄関のベルが鳴った。

因みにココはオートロックのマンション…
玄関のベルを直接鳴らす人は殆ど居ない(はず)…

ってことで最初は無視して、居留守を使った。

ピンポーン、ピンポンピンポ、ピンポ、ピンポーォン

激しい!!
何事?!

と思い ドアスコープから見ると、

エッ(;゚ロ゚)
消防士さんが立っていたのです。

これは確実に一大事だと急いで、鍵を開けると

「バルコニーのサンシェードを開けてください!!!」

何事か…まだ心の中も頭の中も整理はできていないけど
とにもかくにも、シェードを上げて、下をのぞくと
はしご車が止まっていて
管理人さんとウチのすぐ上の住人の女性の姿も見えた。

私たちの住むマンションはエレベーターが2機付いているのだが
皆さんも映画やドラマなどで目にされたことあるでしょう
パリの古い建物に後付けされた“狭っまい”エレベーター
ソレよりは広いものの
担架を寝かして運搬できる広さではない。

そこで、はしご消防隊の出動となったという事だった。

上の階のそのおとなりさんが、動けなくなって
救助を呼んだとか…
でも、心臓病や脳溢血などでなかったのは幸いと言っていいわよね

ご本人は意識もはっきりしていて
どうやら“ぎっくり腰”で全く動けなくなってしまったらしい。

ただ、はしご車でバルコニーから救助をするには
角部屋からが好都合というわけで、こんな流れに。

こんな体験、滅多にない
っていうか
殆どの人が人生の中で体験しないまま終わるのでは?!

ということで寝ていた主人も起こし
その一部始終を“野次馬的目線”で…

思わず、写真なんぞを撮ってしまったが

この救出劇のさなか、面と向かって、消防士さんパチリはねぇ~
ということで
ちょっと隠れた感じで、撮ったのが右の写真
(…つうか指入ってるし…)
(当時のわたしのわちゃわちゃぶりがうかがえますねぇ)

消防士さんは、フランス語でPompierポンピエ
ヒーロー、子供たちの憧れの的
そして、何より女性にモテる職業なんですぅ~

もちろん、7月14日革命記念日の軍事パレートにも参加します。

そして、この革命記念日の期間中に催されるダンスパーティが
これまた賑やかで夜中まで…ポンピエと女性が…

このポスターには
「お尻に火がつく」
と書いてある
火消し屋さんですもの
ヒネリゼロマックスのキャッチコピーに笑える?
微妙なところ

まぁ、実際にこのパーティでの出会いで
ひと夜の恋や、その後のおつきあいになったりするんですから…ねぇ

年末になると、消防士さんは自らカレンダーを配って歩く
というのが一つの行事になっている

思い思いの金額を寄付
「お疲れ様」チップを渡す
ということが習慣化しているのです。

コロナ禍、建物の中に販売目的で入るのが難しくなってきたこともあり
路上販売、という方法がとられるようになったようだ。

このパターンは日本で聞くと…
へぇ~、ふぅ~ん
かもしれないけれど
アメリカでも、オーストラリアでも、イタリアでも
イケメン消防士さんのカレンダーは売れ筋なのよねぇ~

アイドル風や、セクシーカレンダー
ご当地観光バージョンもあって
なかなかの仕上がり品が満載

フランスポンピエバージョンはアマゾンAmason fr.で販売しているようですが
オーストラリア、アメリカなどのfirefighterバージョンは日本のアマゾンでも販売してます。

うん、確かにイケメン揃い…
私の好みは… あなたのお好みは?

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