It’s a 笑 time!

Episode 3

マルシェの帰り道にある
ランジェリーを扱うブティックのショーウィンドーは
ハートに飾られていた。

あっ!そうかぁ
まもなくバレンタインデー♡♡♡

華やかなディスプレーにくぎ付け。

その中でもひと際目立つのが『猫パンツ』……


(せっかくなので拡大写真をどうぞw)

猫好きは
「かわいい〜っ!!!」
と声を上げるかなぁ~。
私もそっち派。

そうでもない人にとっては
『何ぃ、コレ…(-_-)』
ですよね(苦笑)。

写真右上の25という数字
日本円にして約3,250円…

んー、自分用には買わないな。
誰かのプレゼントにする?!
いや、もらった人も
なかなかにシンドイだろうから…それもないな。

猫と言えば、仏語の雌猫には、別の意味も……
英語にもよく似た話が…
こんなにカワイイ猫がスラングとして使われるのは
ネコ好きとしては…いただけないなぁ

他にもこんな下着
お尻の部分にパールが…

美しいし、ゴージャス!
でも…
座り心地悪いでしょうね。

いや、これを着けた時は
座ったりしないんだろうなぁ~。

さて、話をバレンタインに戻して。

最近の日本では
友チョコ&ご褒美チョコブーム
だと聞こえてきた。

コロナ禍で人出はグッと減っている様子だが
コロナ禍以前はデパートのバレンタイン催事は
フランス、イタリア、スペインにブラジル…
ベルギーにオーストリアと
各国から日本初上陸のチョコレートを
バイヤーさんたちが一年かけて探してきて…
という一大行事になっていたと親友からの情報。

昭和の“オヂサン”たちの間では
未だ義理チョコを自慢しているSNSなどもあり

毎年、色々な立場で
女性が頭を悩ませる時期には変わりなく。

さて、この街のチョコレート屋さんの中でも
最もクリエイティブで
オリジナリティ溢れるブティックの前を通ると

本物のチーズに見えるもの
靴にバックに、カードに、レコード盤に……
バラエティに富んでいて
見ているだけで楽しくなってくる。

フランスでは、バレンタインの贈り物は
必ずしもチョコじゃありません。
そして、贈り物は双方向、
バレンタインデーはカップルで祝う日。

ジュエリーショップは
早々に冬のソルドを打ち切る。
正価でも売れる
と強気になれる時期
正にかき入れ時ですから当然よね。

そういうわけで、最初の写真に戻って
フランス人の男性は
バレンタインデー
女性に下着をプレゼントする
も、結構、あることですし
フランス人女性が
自らのボディに“勝負下着”を纏って…
という事で選ぶ場合もあります。

確かに、綺麗な下着をつけると
誰に見せるでもないのに
ウキウキしますよね。

さて、この何ともセクシーな逸品
日本では、勇気がいるかもですが……
下着としてより
スーツ下のトップスとしての方が
セクシーになりすぎず活躍したおしゃれアイテム。

実は、これ20年以上前に
若かりし夫がプレゼントしてくれたもの。
凡そ四半世紀を経ても
フランス製のレースは全く痛んでいないし
デザインや色調も今でも通用する。

大切にとっておいて
いつの日か、娘に譲りたいなぁ
なんて思ったりしている。

チョコレートにプレゼントに…
あれぇ~、なんだかんだ言っても
バレンタインデー、結構思い出いっぱいじゃない

とニマニマしている自分が
ショーウィンドーに映っていた

HappyValentine💓

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