It’s a 笑 time!

Episode 2

Galeries Lafayette、ギャラリーラファイエットという
老舗のデパートのメンバーカードを持っている。

クレジットカード併用ではない無料カード。

長年のご愛顧に感謝され(^^;
サービスや各種特典も増えてきたが
最寄りのお店は、規模が小さく
暇つぶしのウィンドウショッピング向きではないので
以前ほど無駄使いという名の半衝動的買い物はしていない。

ある日
『お得意様限定 コスメ製品30%割引』
のメール広告にまんまとハマり、いそいそと出かけた私。

前に、勧められるままに購入し、使ってみたら、結構気に入った
“資生堂のセーラム”
頂いた試供品を使ってみたら、髪質に合ってると感じた
“シスレーのヘアパック”
を目当てに店内をウロウロしていると
店員のお姉さんが近づいてきた。

「コレも、ソレも、最高にいいのよねぇ」
と言うが早いか、パパッと割引を計算してくれ

「総計245ユーロが171,50ユーロになります!」

(1ユーロ130円で換算すると、31,850円が22,295円かぁ。結構いっちゃう……)

一瞬怯んだ私を見逃さなかったお姉さん

「よろしければ、3ヶ月手数料無料でクレジットになりますよ!」

「んー、でも、結局、支払うことに変わりはないし……
まぁ、でもその方が、口座の引き落とし金額は小さくなるから
夫は気にも留めないかも、だけど」

「そうそう、その通り!」
と、返事をしたのは別の店員さんw
急に話に入ってきた。

「香水を買われたお客様で
『旦那にわからないように、現金で支払うわ』
って言った人がいたのよねぇ~」

すると、私を担当していた店員さんが

「新しい服を着た時に彼に
『あれ、そんなの持ってたっけ』と言われて…
ちょっと高かったので隠していたモノだったから
『あら、やだぁ、忘れたの?! 前に買ったって言って見せたのに』
と忘れた事を責める風に言ってごまかすの」

「私も、その手、使ったことある〜」

と返事をしたのは、またまた別の店員さん…

出るわ出るわ、女たちの告白大会

「国家機密級トークということで(^_-)」
楽しさの中で気を良くした私は
「“一括で”買うわ」

財布を覗くと20ユーロ札が一枚!

「あっ、!! 20ユーロ札が一枚あったぁ〜
現金20ユーロと残りをカード払いにするわ」

そして、あくまでも場の雰囲気にノったまま

「紙袋なしで、大丈夫でぇーす」

するとレジのお姉さんが
「確かにそうよね、デパートの紙袋じゃ目立つものね」

夫のために弁護すると
私はこれまで、夫から買い物でなんだかんだ言われたことは
一切ありません!

さて、これには後日談がある。

なんと、メンバーカードを持っている他ショップで
セーラムもヘアパックも、もっと安く売っていたという……(>_<)

散々騒いだ ”後の祭り”?! とは
正にこの事

まっ、楽しいお買い物だったから
良かったということにしておきましょう。

世界を見渡せば、フランス、スイス、イギリス、アメリカ等、共有口座をつくることができる国がかなりの数ある。
フランスの場合、夫婦、同棲、また同性同士でも作る事ができるのが特徴的。
ただし、&にするかou(or)にするかで、小切手等、相手の同意がないと自由に使えない場合もあり。
入金の割合や使用方法などは口座を作る際に個々で決めなくてはならない。

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