人生 いつでも 真っ向勝負! volume4

『若気の至り その1』

前回のハラスメントの回でも既に若気の至り発言、出ていますが
ここから1回目として…

そして、なぜ「その1」かと言えば
これから連載していくに当たって
「またかっ、若気の至り」…と言うくらい
各種各方面で若かりし頃の失言や醜態を
カミングアウトすることになりそうだからです。

さて、20代の頃、結婚はするものだと
何の根拠もなく自信満々で思っていました。
その頃から、コレもまた、何の教えを受けたわけでもないのですが
結婚して夫が実家に帰ると言ったら
妻は一緒に着いて行くモノだと思っていました。

なぜかわかりません
でも、結婚を意識してからこっち
ずっと思っていましたし、今もその考えは変わっていません。
「なんて古い考えなの」と眉をしかめる方もいらっしゃるとは思いますが
どうしてもそう思えてしまうもので…

これは余談ですが
結婚の条件とでもいうのでしょうか
若い頃から今に至るまで変わらないことがもう一つ
相手に求める条件に
 私より背が5センチ以上高いこと
(日本の男性の平均身長くらいの背の高さなので…そこそこ厳しい条件になってしまうのです)
 私より車の運転が巧いこと
(結構、上手です、運転。なのでこれもそこそこ厳しい条件になってしまいました)
 転勤のない職業の人
(転勤族の子供だったので、そのトラウマとでも申しましょうか…引っ越しが嫌いなので)
友達からは
「一生結婚できないよ、あなたみたいな事を言っていると」
と脅されたくらいです。

話変わって
私は自他共に認める夏女!
もう、暑い分にはどれだけ暑くても元気ハツラツ
直射日光も湿気も大好きです。
逆に「寒い」ということについては
殆どの人が思いもつかないくらいの苦手。
(寒いかもしれない…)と思った段階でフットワークは重くなり
「寒いですよ」と事前に言われた場所へ行かなくてはならない時の
心の重さったら…

再びの話変わって
20代半ば、会社員時代
同じ会社に勤める素敵な男性社員から食事に誘われまして…
背が高く(私より10センチ大きかった!)、運転はソフトでとても上手。そして研究所の研究員だったので、転勤もない…
その上、外見も好みだったので、盛り上がったのは言うまでもありません。

何度かデートを重ねた…ある日、思わず口をついて出た質問が
「ご出身は? ご実家は? ご長男ですか?」

「おもしろい子だねぇ、その質問」
この返しにもグッときましたよ、デッカイじゃない、この人。

でも、返答には泣きました。
「生まれも育ちも秋田県。両親は秋田で公務員してるんだ。妹が二人いる長男です!」

この時、何を食べていたのか、何を飲んでいたのか、今もって全て覚えています。
彼のネクタイの柄、自分が何を着ていたのかまで覚えているんですよぉ。
そのくらい衝撃だったってこと…
寒い、雪が降る東北、しかも秋田県出身の長男…
家に帰って泣きましたよぉ~
私ってなんてかわいそうなのって…完全に悲劇のヒロイン状態。

当時
好きになってからでは遅い
好きになる前に相手の条件を知って
条件がダメな場合はそれ以上踏み込まない
そんな結婚に関する掟を自分に課していましたので
その掟通り、二度と、その彼の誘いにお応えすることはなく
疎遠になり…

でもねっ、今も彼は秋田県へ戻ることはなく東京都在住
っていうか、東京都に家を建てたらしい…(友人情報)
研究所勤続30年を超え、かなり出世して偉くなり…

事前の心配なんて
結果、こんなもんですよ。
どんなに考えて計画してもね。

さて、この、どこ出身ですか? 長男ですか? には
他にもエーッという話があります。

次に声をかけてくださった方は
「長男だけど東京都出身だよ」
ってなわけで、安心して(?)お付き合いの段階へ…

で、時間経過してビックリ!!!

東京都ですが、島嶼地域…そう、伊豆七島の最も遠い島の農家のご長男…

そんなに気になるなら、もっと綿密に調べなさいって話ですよね。

それが理由ではありませんが
ご縁なく…その方ともさようなら。

ここからわかること…
要するに、いくら事前にどんな計画を立てていたって
相手のいることですもの
そんなに自分の思い通りにうまくなんていかないってこと…

過去と他人は変えられない
未来と自分は変えられる
エリック・バーンの名言です。
すごく普通に当たり前の言葉なのですが
これが、なかなかねぇ~

ついつい人を変えようとしてしまうし
自分のやり方は変えずに固執してしまうし

なんやかんやで、事前チェックシステムがうまく機能しないことに
やっと気づいた30代
何も考えずに結婚した相手は
東京23区生まれ23区育ち、自営で実家暮らしの長男でした。

シングルマザー疑惑の中、現在に至る
人生ってこんなもんです。

もう少し、自分のカンを頼りに生きても大丈夫ですよ

きっと…

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