人生 いつでも 真っ向勝負! volume2

『無責任な噂』

プロフィールにもある通り
息子を溺愛することが趣味なので、外でもよく息子の話をします

美味しいモノを見つけたら
食べさせてあげたいと思うので買い求め
似合う服を見つけたら
写真を撮って、購入前の確認をし

21歳になる息子が生まれてこの方ずっと
そんな姿を世間にさらし続けていますから
「お子さんいらっしゃるんですね」とか
「息子さんいらっしゃるんですね」とか
よく聞かれます。

もちろん、一人能天気に、そして嬉しそうに
「はいっ!」 と答えてきました。

その結果、アチコチで
吉田実華(早速使ってます) シングルマザー説が
一人歩きしているようです。

「お子さんいらっしゃるんですね」
と聞かれて
「ハイ、夫もおります」
とは答えませんよね…ふつう…

ついででもいいので
「ご主人は?」
と誰か聞いてくれたら
「25年選手が一人おります」
と答えますけど
一度も聞かれたことが無いから
答えたことがありません。

数か月前、数年ぶりにお目にかかった某テレビ局のすんごく偉い方に
「息子、大きくなったか?」
と聞かれ
「はい、21歳ですよぉ~、もう」
と答えたら
「そうかぁ、あの頃、中学生だったもんなぁ(お目にかかった事あり)
大学生になったならだいぶ楽になっただろぉ~、よう一人で頑張ったなぁ」
と…
さすがに一人という言葉が気になり
「一人って???」
と問い返してみました。

「シングルマザーなんだろ?」

やっぱり!
しかも語尾の“なんだろ?”は
伝聞ってことで…他にもそう思っている人がいるってことで

「誰がそんな事を?」
「えっ? 再婚したのか?」
(なんでその展開になるっ)

「気になる人はたくさんいますけど、再婚はしていません(事実だし)。」
と答えておきました。

噂というのは怖いものですよねぇ~。

通りすがりに話した言葉の端が
奈良、大和郡山の金魚、東錦並みに、尾ひれ、背びれ、胸びれまでつけて
ビラビラになって広まったようで
夫が、その偉い人とは違うテレビ局に勤めている友人から
「再婚するんだってぇ? いつ離婚したのよ? 親権はどうするの? 名前は変えるの?」
と質問メールきました。

局を超えて噂が拡散しているということですよ、これは。

そんなこんなで気になったので、その後は折に触れ
特に男性に色々と聞いてみました。
結果

「そんだけ忙しく働いて、出張とかも多いから、夫がいたらソレは無理でしょう。
だから未婚の母ってことになるんじゃね」

「お前、性格キツイから、シングルマザーっぽいんだよな」

「その勢いで仕事してたら、どう考えても夫がいるように見えないよね」

人々の意見を集約すると、だいたいこの3種にまとまりました。

どうして男性というのは、そういう判断をするのでしょうか?
忙しく働いている子持ち女はシングルっていう法則
どうやって編み出したのでしょうか…
ぜひ、これから、聞き取り調査などして、ここでもお伝えしたいと思います。

(世の中には我が家の夫のように
協力的でかつ理解の深い男だっているんだよ)
(みんながみんな、君みたいにステレオタイプで
働く女性をみてないんだよ)

心の中でそんな悪態をつきながら
「実華さん、再婚するんだって?」
とバツイチ、シングル設定の質問に…
「まだ、してませんって…。離婚もまだなのに」
と、数日前はこのバージョンで答えてみました。

この回答はどんな噂になって
どんなスピードでどこまで広まり
誰から「はぁっ?」というような連絡がくるのか

もはや楽しみになってきましたよぉ。

イクメンやイクボスが社会から持てはやされる時代なので
空気を読んで、そっち向きにふるまっている男性も多いのではないかと思います。
それでもやっぱり、女性が、時間も内容も、そして心意気も
ガッツリで働いていたら…それを支え、フォローし合って
子育ても含めて共に歩む夫婦
というものは、想像しにくいのが現実だということが
透けて見えますよね

それがいい、悪いではなく
事実なんだな、現実なんだなと思うのです。

まぁ、もちろん
私個人の性格や風貌に
何らかの問題があるので、こんな噂が広まるのかもしれませんが…

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