Takami room

『素敵なコミュニケーション』

ゲビンデGebinde

手しごと好きな方でも
「あまり耳にしたこと無いわ」
という方が多いのでは?

スパイス系の実やハーブなどを
ワイヤーとビーズでつないで作る
ヨーロッパの装飾品。

オーストリアでは伝統工芸品(工芸手法)として
ユネスコ登録されています。

中世のヨーロッパでは
秋になると、各家庭ごとに受け継がれた材料や方法でゲビンデを作り
寒い冬を乗り切る準備をしたと伝えられています。

スパイス系の木の実は
殺菌効果や空気清浄効果があるので
冬の風邪やインフルエンザ予防になっていたそうで…

そういう伝統的な生活を後世に繋ぐために
オーストリアではゲビンデを始めとした手しごと、手工芸を名指しし
独自性と継続性を重視した広報や教育を行うという取り組みを
1903年から続けているとのこと。

何と、伝統的手しごとを、クラフトビジネスとして成立させ
サイエンスとしても後世に伝えていく…という試みで
伝統的手しごとに関する大学院まであるんですって

世界中で引き継がれる伝統文化である手しごと

日本の“手しごと”も含めて
地球上にたくさんある伝統的な手しごとで
世界中を繋いで結べるかも…
なんて大きなこと、考え始める今日この頃

手しごとってワールドワイド!
なんて素敵なコミュニケーション手段でしょう。

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