Takami room

『世界の手しごと』

突然ですが『工芸品』の定義をご存知ですか?
(定義は発信元によって表現の差があります)

・主に日常生活の用に供されるもの

・作る過程の主要部分が手づくりのもの

・過去から伝わる技術、技法によって製造されるもの

・主たる原材料が過去から伝わるモノを使用している

そして、この条件を満たした上で
「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」
に基づき選ばれ経済産業大臣の指定を受けた工芸品を
日本では“伝統的工芸品”と呼びまぁす。

調べてみると、オーストリアやドイツ、イギリス、フランスなど
様々な国で、その国ならではの定義的なモノが存在するにはするのですが
法律とまではいかず…

でも、日本も含め、全ての国の定義に共通するワードがあります
それが「手しごと」。

作る過程を極めた熟練者の手づくり製品

歴史に基づく工法を手しごとで再現する製品
などの表現で
とにもかくにも「手しごと」であることが
世界中で条件となっているのです。

昨年、紹介したクロスターアルバイテンを皮切りに
中世ヨーロッパの伝統的刺繍だったり
ステンドグラスやリースなど
様々な国の伝統的工芸の技術を用いた作品を作ってきたのだなぁと
しみじみ

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