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『ジャガード織』

制作期間
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フランスが誇る織物『ジャガード織』

フランス人発明家のジャカール(Joseph Marie Jacquard)が考案した織機(ジャガード機)を使ってつくられた織物のことです。

見る角度や方向によっては、プリント生地に見えることも。

プリント生地は、織り上がった生地に図柄を印刷したり転写したりした生地のことで
コピー機でPPC用紙に印刷をした柄というイメージ。

ジャガード生地は、デザインされた絵柄が生地に織り込まれている織物。
生地をデザインされた形に織っていくことで
完成したときにとても細かい図柄が現れます。

フランス人は
この美術品とも見紛う織物であるジャガード織は
フランスで生まれた技術によって作り上げられているんだ
と、とても自慢に思っているのだといいます。

このジャガード織の織機が世の中に出たのは1801年
19世紀になって直ぐとのこと…

え~っ、1801年って江戸時代で…
徳川家は10代将軍家斉ですよぉ~
そんな時代に、カラフルな織物の為の織機が発明されていたなんて…

かなりビックリ

そして最近、手しごととは全く別の場所で
このジャガード織について面白い話を耳にしました。

この美しく細かい図柄は
紋紙(もんがみ)と呼ばれる紙に穴を開けて
穴の情報を織機が読み取って
縦糸と横糸に情報を出すことで作り上げられるのだそうで
これってコンピュータの0と1しかない情報で
膨大なデータを処理する
という状況に酷似していることから

『ジャガード織がコンピュータの前身だ』
と言う説を唱える数学者がいるというのです。
(まぁ、その数学者はたいていフランス人なのですが)

友人の家にある椅子に使われているジャガード織

友人曰く
「前衛的な芸術作品みたいでしょ」
と自慢げに見せてくれるのだが…

どうも私には妖怪にしか見えなくて…
いつも返事をためらってしまいます(笑)

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