『ビーズ　～　前編』

『ビーズ　～　前編』

細かなフォルムと微妙な色使いで
手づくりの品々を輝かせてくれるビーズ。

ビーズだけの作品も素敵ですが
ブーケやリース
鞄やお洋服とのマリアージュで
何とも言えない味わいが生まれますよね～。

さて、そのビーズ
歴史や由来は、時代を遡るにつれで様々な説があります。
なんと、一番古い説は7万５千年前…まで遡ります…
もう、想像の遥か遥か遠いところ～～～

でも、私たちがよく知っている「シードビーズ」と呼ばれるビーズは
イタリア起源の割と新しい時代にできたものです。

ん？！
新しい時代といっても15世紀半ば…
室町時代中期　“応仁の乱”　の頃ですから
７万５千年前と比べて新しいだけで
普通に考えたら、十分歴史のあるモノですね(苦笑)

「シードビーズ」は産業革命著しいヨーロッパで
様々なサイズが生まれ、大量生産もされて…
江戸時代、オランダ経由で長崎へ入ってきたとのこと。

その時代、日本では
ビーズはとんでもなく貴重な代物で
とても今みたいな使い方
オールビーズで何かを作る
とか
日常の生活の彩りにビーズを使う
とか
思いもよらない事だったでしょうね。

そして時代は流れ…
「“世界一美しい”シードビーズは日本でつくられるモノ」
と言われるまでになり

その日本製のシードビーズを使って
世界に名だたるハイブランドが
オールビーズで様々なモノを創る時代に…

後編に続く～